ホウ酸
効能効果
用法用量
2%以下の濃度で用いてください。
〈用法用量に関連する注意〉
- (1)小児に使用させる場合には、保護者の指導監督のもとに使用させてください。
- (2)コンタクトレンズを装着したまま使用しないでください。
- (3)眼科用にのみ使用してください。
- (4)完全に溶解させてから使用してください。
- (5)混濁したものは使用しないでください。
成分分量
保管及び取扱い上の注意
- (1)直射日光の当たらない湿気の少ない涼しい所に保管してください。
- (2)小児の手の届かない所に保管してください。
- (3)他の容器に入れ替えないでください。(誤用の原因になったり品質が変わることがあります。)
- (4)使用期限を過ぎた製品は使用しないでください。
- (5)溶かした後は速やかに使用してください。
〈貯法〉
密閉容器。室温保存。
希釈方法
2%液:添付のスプーン1杯(約1g)を水約50mLに溶かしてください。
※添付のスプーン1杯は約1gです。
外用剤なので飲まないでください使用上の注意
※当製品は使用上の注意をよく読んで
お使いください。
してはいけないこと
(守らないと現在の症状が悪化したり、副作用が起こりやすくなります)
1. 外用にのみ使用し、内服しないでください
2. 長期連用しないでください
相談すること
-
1. 次の人は使用前に医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください
- (1)医師の治療を受けている人。
- (2)薬などによりアレルギー症状を起こしたことがある人。
- (3)次の症状のある人。
- はげしい目の痛み
-
2. 使用後、次の症状があらわれた場合は副作用の可能性があるので、直ちに使用を中止し、この外箱を持って医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください
関係部位 症 状 皮 ふ 発疹・発赤、かゆみ 目 充血、かゆみ、はれ
ホウ酸に関する
よくあるご質問
ホウ砂の違いは?
どちらも結膜嚢の洗浄・消毒に使用されますが、構造式、使用濃度が違います。
ホウ酸 | ホウ砂 | |
---|---|---|
化学名 | Boric Acid | Sodium Borate |
分子式 | H3BO3 | Na2B4O7・10H2O |
分子量 | 61.83 | 381.37 |
pH | 3.5~4.1 | 9.1~9.6 |
適用 | 結膜嚢の洗浄・消毒に2%以下の濃度で用いる。 | 結膜嚢の洗浄・消毒に1%以下の濃度で用いる。 |
ホウ酸ダンゴの作り方は?
【材 料】
ホウ酸…………………………300g
小麦粉…………………………240g
〔もしくは茹でて(又は蒸して)すりつぶしたジャガイモ大玉1個〕
砂糖……………………………大さじ2
玉ネギのおろしたもの…………大さじ2
牛乳………………………………適量
【作り方】
1:上記の材料を耳たぶ位の軟らかさに練り、小さなダンゴ(直径2cm位)を作ります。ダンゴが軟らかめの時は1、2時間後に丸め直します。
2:出来上がったダンゴを直射日光で表面に白い粉がふくまで、1週間位(夏場なら約1週間、冬場は10日間ほど)十分に乾燥させます。
3:このホウ酸ダンゴをゴキブリのよく出そうな場所に2~5個配置します。最初の2年間は春、秋半年毎に取り替えます。3年目からは年1回(春)でいいです。
【特 徴】
ホウ酸はゴキブリに対して、特異的に効果を発揮します。
玉ネギはゴキブリに対する誘引性が強く、ゴキブリが好んで食べます。ダンゴを食べたゴキブリは、すぐに死んでしまうのではなく脱水状態になり、水を求め乾燥状態で死にます(3~15日で死ぬ)。また、ホウ酸のにおいにより、ゴキブリがその一帯に寄りつかなくなるため、ホウ酸の原末(分包ホウ酸でよい)を置いておくだけで、ゴキブリがその一帯に寄りつかなくなります。
【注 意】
作業後は石ケンでよく手を洗って下さい。ホウ酸は5gで幼児の致死量に達し、かなり毒性が強いので幼児やペットが誤って食べないように注意してください。また子供の目にふれない場所に置き、子供のおもちゃにならないように注意して下さい。
化学用『ホウ酸』の違いは?
ホウ酸の精製度が異なります。
化学用『ホウ酸』は原料をそのまま製品化していますが、日本薬局方ホウ酸は原料を精製し製品化しています。そのため、化学用『ホウ酸』は眼科用剤としては使用できません。