2018.04.05

不快なにおいにサヨナラ!クエン酸・重曹を使ったタバコ臭の撃退方法

ライフスタイル
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自身や家族の方がヘビースモーカーであれば、室内や服についたタバコのにおいが気になるのではないでしょうか。タバコのにおいは、服や髪の毛、室内のカーテンなどさまざまな部分に染みつく厄介者です。そこで今回は、クエン酸や重曹を使って気になるタバコ臭をサッと解消する方法をご紹介します。

■さまざまな原因によって作られるタバコ臭

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最近は飲食店などでの分煙化や禁煙化の動きが厳しくなり、喫煙者やタバコ臭に対する風当たりも強くなってきました。タバコ臭と聞くと「ニコチン」を連想する方も多いのではないでしょうか。しかし、ニコチンは自然界にはほぼ存在しないタバコ由来の成分で、においはほとんどありません。タバコ臭の原因は、アンモニアや酢酸、3-エテニルピリジンや硫化水素といった悪臭成分です。特に3-エテニルピリジンは、ほこりなどの小さな粒子に付着して人の鼻に入ることでタバコ臭を感じさせます。これらの他、タバコ臭には400種類以上の成分が含まれているといわれています。

タバコ臭を抑えたいのであれば、室内や服のほこりを小まめに掃除することが大切です。上述したように、タバコ臭の成分である3-エテニルピリジンはほこりなどに付着して鼻に入ることで悪臭を感じさせる成分です。ほこりを小まめに掃除しておくことは、タバコ臭対策にもつながります。

■お家を汚すヤニ汚れの原因

タバコ臭の他に気になるものといえば、壁紙や天井などに付着するヤニ汚れではないでしょうか。ヤニ汚れが付着する原因は、「タール」という有害物質です。タールは植物性樹脂の一種で、ねっとりとしているのが特徴です。黒または茶褐色の液体で、タバコの煙によって運ばれることで壁紙や天井、カーテンなどに蓄積されます。この蓄積されたタールが、後にヤニ汚れとなるのです。タールは室内だけでなく喫煙者の歯にもこびりつきます。喫煙者の歯が黄ばみやすいのは、タールの性質によるものなのです。

ヤニ汚れは付着してすぐであれば簡単に拭き取ることができますが、時間が経つと簡単に落とせなくなってしまいます。またタバコ臭も同様で、タールの強力な粘着性とにおいにより、一度室内に染みつくと消臭剤などではなかなか消すことができなくなるのです。

■身近なクエン酸と重曹を有効活用

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気になるタバコ臭は、時間が経つと落とすのが難しくなってしまいます。そうなる前に、きちんと掃除をすることが大切です。そこで活用したいのが、クエン酸と重曹を活用した掃除方法です。以下では、タバコ臭が染みついた服を例に、クエン酸と重曹を使った掃除方法をご紹介していきます。

まずご紹介するのは、重曹とお湯だけで服を洗う方法です。40℃前後のお湯を、服が浸る程度用意します。そのお湯に重曹大さじ3杯~4杯と、服の繊維に合った洗剤の規定量を入れてよく混ぜます。そこに服を浸し、30分~2時間程度置いておきましょう。その後は、普段どおり洗濯機で洗えば完了です。

上記の方法でもタバコ臭が落ちないのであれば、クエン酸を加えてみましょう。キッチンの掃除などで役立つクエン酸は、タバコ臭の撃退にも役立ちます。まずは上述した方法で重曹入りのお湯へ浸け置きをした後、お湯を使って洗濯機洗いをします。綿などの素材であれば、40℃以上のお湯を使いましょう。お湯で洗うことで、落としにくい汚れやにおいが落ちやすくなります。そして、洗濯機が最後のすすぎに入った段階で、小さじ1杯程度のクエン酸を入れましょう。洗剤のゴワゴワとした洗い上がりを緩和して柔らかくしたり、石鹸カスの付着を防いだりなどの効果が期待できます。

タバコを楽しむためには、周りへの配慮も大切です。タバコ臭対策も、その配慮のひとつです。クエン酸や重曹といった身近なアイテムを活用して、気になるタバコ臭を撃退していきましょう。

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