一日の終わりには、軽く一杯お酒を飲みたいもの。お酒を飲むと、疲れた体や心が癒やされるように感じます。適量のアルコールには血流を促進させたり、ストレスを解消させたりする作用があるため疲労回復に効果的です。また、より効果的に疲労を回復させるには、「クエン酸」を少し加えるのがおすすめです。
そこで今回は、クエン酸を使ったお酒レシピについてご紹介します。
■酸っぱく感じるほど疲れている?
クエン酸は、疲労を回復させる代表的な栄養素です。レモンやグレープフルーツなどの柑橘類に多く含まれるクエン酸は、私たちの体にとって欠かせない栄養素のひとつ。疲労を回復させるには体内の「クエン酸サイクル」と呼ばれる回路をスムーズに動かす必要がありますが、それに欠かせないのがクエン酸なのです。
体が疲れていなければ、クエン酸を舐めても酸っぱさを強く感じることはありません。ただし、体が疲れていると、酸っぱさを強く感じてしまいます。疲れていれば疲れているほど強い酸味を感じることから、クエン酸は体調のバロメーターともいわれています。言い換えれば、酸味を強く感じれば感じるほど、疲労回復の必要性があるということ。そんな方は、クエン酸を積極的に摂取する必要があるといえます。
■疲労回復だけでなくコクも増す!?お酒にもぴったりなクエン酸
疲労回復に欠かせないクエン酸ですが、疲れがたまっていると酸っぱさを強く感じるため、クエン酸をそのまま摂取するのは難しいかもしれません。そこでおすすめなのが、クエン酸を使ったお酒レシピです。一日の終わりに飲みたいお酒にクエン酸をほんの少し加えることで、手軽に疲労回復効果が期待できます。また、それだけでなく、お酒にクエン酸を加えると味がおいしくなるともいわれています。飲食店でも酎ハイやハイボール、カクテルにレモンが添えられているように、お酒に酸味のあるものを少し加えるとコクが増すとされているのです。
■お酒のつまみにも相性抜群
クエン酸はお酒に加えるだけでなく、お酒に合う「つまみ」を作ることだってできます。
多くの方が好むお酒のつまみである漬物やピクルス。実は、クエン酸を用いることでそれらを手軽に作ることもできるのです。クエン酸を使った手軽にできるおつまみレシピは、以下の通りです。
【用意するもの】
・クエン酸……ひとつまみ程度
・セロリ……1本
・浅漬けの素……大さじ1杯
・塩昆布……適量
【作り方】
1.セロリを斜め切りでカットします。
2.ビニール袋やジップロックなどに材料をすべて入れ、よく混ぜ合わせます。
3.冷蔵庫で30分程度冷やせば、完成です。
お酒にもおつまみにもぴったりのクエン酸。毎日の晩酌は、よりおいしく、より楽しく過ごしたいものです。お酒を飲むついでに手軽にクエン酸を摂取し、その日の疲れを次の日に持ち越さないよう効果的に解消させましょう。