2016.05.27

手作りホウ酸団子でゴキブリ退治!

ライフスタイル
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キッチンなどに現れる嫌われ者といえば、ゴキブリです。暗くてジメジメしたところを好むゴキブリにとって、キッチンは理想の居場所の一つ。冷蔵庫の裏やシンク下の隙間などは暗くてジメジメしており、ゴキブリにとって好条件のそろった場所となっています。
ゴキブリ退治の方法には殺虫剤や業者による駆除があるものの、頻繁に殺虫剤を使用したり駆除を依頼したりしていては、多くの手間やお金がかかってしまうことも考えられます。
そこでおすすめなのが、「ホウ酸団子」です!ホウ酸団子は、ご家庭で簡単に作ることができます。
今回は、ゴキブリ退治に効果的なホウ酸団子に含まれる「ホウ酸」や、ホウ酸団子の作り方についてご紹介します。

■ホウ酸って、なに?

ホウ酸団子には、その名の通り「ホウ酸」が含まれています。それでは、そもそも「ホウ酸」とはいったいどのような成分なのでしょうか。

ホウ酸とは、ホウ素のオキソ酸を指します。主に無色・白色の粉末状の物質で、殺菌効果があるため目の洗浄や消毒に用いられる医療用医薬品としても用いられています。また、ホウ酸はその殺菌効果から、ゴキブリ退治などの殺虫目的にも用いられます。

ホウ酸を用いたゴキブリ退治の方法に、「ホウ酸団子」を使った方法があります。ホウ酸団子は、ゴキブリの好物である小麦粉や砂糖、玉ねぎなどにホウ酸を混ぜて作った団子です。
ゴキブリは目がほとんど見えない反面、嗅覚神経が非常に発達しています。そのため、大好物から発せられるにおいにはとても敏感であり、ホウ酸団子に好物を混ぜておくことでそのにおいにおびき寄せられます。なお、ゴキブリがホウ酸団子を食べると神経が麻痺し、脱水症状を起こして死に至ります。

・ホウ酸団子のメリット

ホウ酸団子は、海外でも「Japanese Housan Dango」として有名です。海外でも有名になった理由は、その効果の高さにあります。また、ホウ酸団子には多くのメリットがあります。そのメリットの一つとして、「ゴキブリの死骸があちこちに散らばりにくい」という点があげられます。ホウ酸団子を食べたゴキブリは脱水症状を起こすため、水を求めて水回りに集まります。そのままそこで死んでしまうゴキブリが多く、死骸があちこちに散らばりにくいのです。
また、「他のゴキブリも家からいなくなる」という点もメリットの一つといえます。ゴキブリがホウ酸団子を食べてから死に至るまで、半日から5日程度かかります。少しずつ毒が効きだしているその間、ホウ酸団子を食べたゴキブリは仲間に対して警戒サインを出します。この家が危険だというサインを受け取ったゴキブリたちはその家から抜け出し、近づこうとしなくなるのです。

■ホウ酸団子の作り方

ゴキブリ退治に効果的なホウ酸団子。そんなホウ酸団子の作り方は、以下の通りです。

【用意するもの】

    ・ホウ酸……100g
    ・小麦粉……60g(ゆでた、または蒸したじゃかいも1個をすりつぶしたものでも可)
    ・すりおろした玉ねぎ……80g
    ・砂糖……小さじ2~3杯
    ・牛乳……適量

【作り方】

    1.上記の材料を混ぜ合わせ、耳たぶぐらいの柔らかさになるまでよく練り込みます。
    2.直径2cmぐらいの大きさに丸めます。
    3.直射日光の下で1週間くらい乾燥させます。
    4.団子表面に白い粉が生じるようになると、完成です。

■設置場所や注意事項

ホウ酸団子は、ゴキブリが現れやすい場所1カ所につき2~5個を目安に配置するようにしましょう。
ゴキブリが現れやすい主な場所は、以下の通りです。

【ゴキブリが現れやすい場所】

    ・キッチンシンクの裏側や下
    ・冷蔵庫の裏側や下
    ・電子レンジやトースター、炊飯器などの電化製品付近
    ・コンロ付近
    ・引き出しの裏側や中
    ・ゴミ箱付近(特に生ごみを捨てるゴミ箱など)
    ・常時置かれているダンボール付近
    ・排水口付近
    ・ベランダなどの鉢植え付近
    ・玄関や窓などの侵入口付近

【注意事項】

    ・子どもには絶対に触れさせないこと ※幼いお子さまがいるご家庭では使用をご遠慮ください。
    ・ペットが食べないように気を付けること

ジメジメした暗い場所を好むゴキブリは、湿気が多く気温も高い梅雨から夏にかけて繁殖します。それまでにホウ酸団子を作り、家の至る所に設置しておくことで、ゴキブリの発生を防ぐことができるでしょう。

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