太陽の日差しが強くなるこの季節、普段から紫外線対策に気を付けている方でも、より一層日焼けには注意するようになります。よく使われる紫外線対策といえば、「日焼け止めクリーム」です。しかし、日焼け止めクリームを塗ると肌が乾燥してしまったり、肌のつっぱりを感じたり、ボディソープで簡単に落とせないことにストレスを感じてしまう方もいるかもしれません。なかなか落ちない日焼け止めクリームを落とすためにゴシゴシと洗ってしまい、さらに肌が乾燥してしまうということもあります。
そんな方には、「オリブ油」を用いた日焼け止め対策がおすすめです。ここでは、オリブ油の日焼け止め効果についてご紹介します。
■日焼け止め対策にもなるオリブ油
オリブ油は、主にパスタやマリネ、アヒージョなど料理に多く用いられます。また、天然成分のオリブ油は保湿性に優れているため、保湿化粧品として乾燥肌対策にも多く用いられます。そんな料理や乾燥肌対策に大活躍するオリブ油には、紫外線をブロックする効果もあるのです。
日焼けの原因となる紫外線には、「A波」と「B波」があります。紫外線A波は透過率が高く、肌の奥深層にまで届き紫外線ダメージを蓄積させるという特徴があります。肌のハリや潤いを奪うなど、いわゆる「老化」を引き起こすのがA波です。一方、紫外線B波は、DNAや表皮細胞を傷つけるなど肌に直接強いダメージを与えるという特徴があります。日焼けによる炎症反応を起こしたり、色素沈着反応を引き起こしたりするのもB波によるもの。オリブ油には、この紫外線B波をブロックする働きがあるのです。
■日焼け止めとの併用がおすすめ
オリブ油には炎症反応や色素沈着を引き起こす紫外線B波をブロックする働きはありますが、肌を老化させる紫外線A波をブロックする働きはありません。色素沈着や炎症、肌の乾燥や老化など紫外線による肌へのダメージをトータルで予防するには、紫外線B波だけでなく紫外線A波もブロックする必要があります。紫外線B波だけでなく紫外線A波もしっかりとブロックするのであれば、オリブ油と共に日焼け止めクリームの併用がおすすめです。
■オリブ油で保湿しながらUVケア
オリブ油と日焼け止めクリームを併用することで、紫外線は効果的にブロックすることができます。しかし、日焼け止めによる肌への負担が気になる方も多いはず。特にSPFやPAの高い日焼け止めクリームは紫外線の防御率が高い分、肌への刺激も強いため、肌の弱い方であれば肌荒れを引き起こしてしまう場合もあります。
この点、オリブ油には皮膚を保護する働きもあることから、日焼け止めクリームを塗る前に下地としてオリブ油を塗っておくことで、紫外線をブロックすると共に肌荒れや乾燥から肌を守ることにもつながるのです。
紫外線が気になるこの季節、オリブ油で肌を保湿しながら効果的に紫外線対策を行いましょう。