便秘になると、肌荒れや腹痛、食欲不振などの症状が引き起こされます。また、腸に便が溜まるため、ぽっこりお腹になってしまい見栄えも悪くなります。
そんな便秘によるぽっこりお腹に悩む人におすすめなのが、「浣腸」です。浣腸は、肛門から薬剤を入れ、腸に直接刺激を与えることで排便を促し、便秘を解消します。
ここでは、ぽっこりお腹が気になる人のために、浣腸による便秘解消についてご紹介します。
■頑固な便秘や、様々なシーンに最適な浣腸
浣腸を使用すると腸の壁の滑りがよくなり、腸の働きが活発になります。浣腸を使用するメリットのひとつに、頑固な便秘解消があげられます。
一口に便秘といっても人によって症状は異なり、排便をしてもなんだかスッキリしないという人もいれば、1週間以上排便がないという人もいます。浣腸は肛門から薬剤を入れて腸に直接薬剤を届けるため、1週間以上排便がないという人にも即効性があります。効果が得られるまでの時間には個人差がありますが、効果の現れが早い人であればほんの数分で効果が得られます。
また、排便をしたいタイミングで排便ができるので、いざというときの使用にも最適です。
■赤ちゃんからお年寄りまで、使用できる
浣腸の主な成分は、グリセリンです。グリセリンは、動物や海藻など様々なものに含まれているアルコールの一種です。無色透明で水に溶けやすいという特徴があります。また、甘みや強い吸湿力があるため、甘味料や化粧品などにも使用されています。浣腸においてはグリセリンの持つ吸湿力により、腸の壁から粘液と水分の吸収を促進します。そして、その刺激によって腸運動が活発になります。
グリセリンはヤシ油由来の天然成分であり、人の体内でも中性脂肪として存在しています。甘味料や化粧品などに使用されているという点からも安全性は高い成分であるといえるでしょう。
浣腸は、赤ちゃんからお年寄りまで老若男女を問わずに利用できる便秘解消薬なのです。
■浣腸後は、ちょっと我慢!
浣腸は、使用後早ければ数分で便意を催します。とはいえ、浣腸をしてすぐに排便をすると薬剤だけが出てしまうこともあるため、しばらく便意や腹痛を我慢する必要があります。浣腸後はベッドで横になるなどリラックスしやすい場所や体勢を見つけましょう。テレビやインターネットなど、気を紛らわせることができるアイテムがあるとリラックスしやすいでしょう。このときに多少の苦しさを感じることもありますが、少しの我慢をすることでぽっこりお腹が解消できます。正しい方法と知識を持って浣腸で便秘解消をしましょう。