ラクトフェリンがすごい！ヨーグルトでできるインフルエンザ予防

インフルエンザの流行が終息に向かっても、まだまだ油断は大敵です。「もう大丈夫だろう」と考えて予防をおろそかにしていると、感染してしまうケースもあります。そんな中、インフルエンザの予防法として乳酸菌の一種である「ラクトフェリン」が注目を集めています。今回は、インフルエンザに対するラクトフェリンの効果についてご紹介します。

 

■子どもは手洗いを忘れがち

インフルエンザの予防法に、手洗いがあります。国からも推奨されるほど効果的な予防法ですが、子どもはつい忘れてしまいがちです。いくら家庭で手洗いを徹底していても、幼稚園や学校などでは抱える人数も多いことから、子どもの自己判断に任せてしまっているケースがほとんどです。そのため、外では手洗いができておらず、感染してしまうケースもあります。

 

■免疫力を高めておくことでもインフルエンザは予防できる！

子どもがつい忘れてしまいがちな手洗い。それら以外にも、インフルエンザを予防できる方法はあります。それは、日頃から免疫力を高めておくというものです。免疫力を高めておけば、ウイルスの侵入を防ぎ、インフルエンザへの感染を防げるのです。
そのためには、日頃から栄養バランスの取れた食生活を送るだけでなく、規則正しい生活も心がける必要があります。他にも、免疫力を高める食材を積極的に食べるよう心がけましょう。

 

■ラクトフェリンの効果がすごい！

免疫力を高める成分のひとつに、乳酸菌があります。その代表的な効果といえば、整腸作用です。乳酸菌によって腸内環境が整えられると、免疫力が高められウイルスの侵入を抑制できるのです。
ひと口で乳酸菌といっても、たくさんの種類があります。中でも「ラクトフェリン」と呼ばれる一種が特に優れており、インフルエンザ予防に効果的といわれています。

 

ラクトフェリンは、たんぱく質の一種です。多くの哺乳類の母乳に含まれている成分で、人間の母乳にも含まれています。ラクトフェリンの主な働きは、生まれたばかりの赤ちゃんをさまざまな病原菌から守ること。特に初乳に多く含まれているといわれており、飲ませることで赤ちゃんをさまざまな感染症から守ります。
ラクトフェリンは、母乳だけでなく涙や唾液、鼻水などにも含まれています。それらは、いわゆる外部からの異物の侵入を防ぐ際に分泌されるものです。ラクトフェリンは、赤ちゃんだけでなくあらゆる年齢層の人の体を感染症から守る働きをしているのです。

 

■毎日食べよう！ラクトフェリン入りヨーグルト

さまざまな感染症から体を守るラクトフェリンを毎日摂取することで、日頃から免疫力は高められます。ただ、ラクトフェリンは熱に弱いため、製造過程で高温殺菌される牛乳や乳製品からは取りにくいといわれています。
そこでおすすめとなるのが、ラクトフェリン入りのヨーグルトです。ヨーグルトにはあらゆる種類があり、その中にはラクトフェリンの「L」の文字が記載されたラクトフェリン入りのヨーグルトもたくさん販売されています。そういったヨーグルトを積極的に食べることで、手軽にラクトフェリンを摂取できるのです。

 

ラクトフェリン入りのヨーグルトを積極的に食事に取り入れることで、効果的に免疫力は高められます。それに併せて、食事前にはアルコール手指消毒も行いましょう。殺菌作用のあるアルコール手指消毒を用いると、手洗いでは落としきれなかった手に付着したウイルスをしっかりと殺菌でき、ウイルスの侵入を防げます。
ラクトフェリン入りのヨーグルトと食事前のアルコール手指消毒で、インフルエンザを徹底的に予防しましょう。