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見守りが大切!子どもがインフルエンザにかかったときの家庭でのケア

2022.11.28| 感染症・消毒

子どもがインフルエンザにかかったとき、つらそうにしている子どもの姿を見ていると「少しでも早く治してあげたい」と思うもの。しかし、その対処法に困ってしまう親御さんは多いかもしれません。そこで今回は、子どもがインフルエンザにかかった場合の家庭での正しい対処法についてご紹介します。

 

■インフルエンザかも!どうやって判断する?

子どもは、大人に比べ免疫力が強くありません。そのため、インフルエンザにかかると重症化しやすい傾向があります。重症化を防ぐには、早めに病院を受診することが大切です。インフルエンザが流行するシーズン、子どもが急に高熱を出したり、せきや喉の痛みを訴えたり、しんどそうにしている場合は真っ先にインフルエンザを疑いましょう。その場合、すぐに病院に連れて行く必要がありますが、本人に食欲があって元気な場合は、翌日の受診でも問題はありません。

 

■安静が一番!元気になるまでしっかり見守る

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子どもが万が一インフルエンザと診断された場合は、自宅で安静にさせる必要があります。学校や幼稚園を休ませ、症状が治まるまでは静かに体を休ませましょう。その間、水分補給をさせるのも大切です。高熱があると汗をかきやすく、体内の水分が失われやすいため脱水症状を引き起こす場合があります。それを防ぐためにも、こまめに水分補給をさせましょう。他にも、空気が乾燥しているとインフルエンザウイルスが活性化しやすいため湿度を保ったり、室温を快適に保ってあげたりする必要もあります。特に熱の上がり始めは悪寒がひどいため、毛布を増やしたり、服をもう1枚着せたりするなど体温調節にも気を遣ってあげましょう。

子どもがインフルエンザにかかると、高熱や全身の気だるさの他に呼吸が荒くなったり、ぼんやりして目の焦点が合わなかったり、嘔吐や下痢を起こしてしまう場合もあります。それらの症状が重症化しないためには、常に見守ってあげることが大切です。四六時中そばにいてやれなくても、こまめに様子をチェックしてあげましょう。何か様子がおかしければ、再度病院に連れて行ったり、病院に問い合わせたりしてみましょう。

 

■家族から感染しないための予防

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子どもを看病していると、親にもインフルエンザがうつってしまう場合があります。そうなると、大変です。症状がつらくて子どもを看病できないだけでなく、お互いに治りにくくなってしまいます。場合によっては、他の家族に感染してしまう場合もあります。
子どもからインフルエンザをうつされないためには、日頃から免疫力を高めておくことが大切です。また、うがいや手洗いの徹底や、身の回りのものや手指の消毒もこまめに行いましょう。消毒には、エタノールを含むアルコール消毒剤がおすすめです。アルコール消毒剤には持ち運びに便利な小さいタイプもあるため、常に持ち歩くとよいでしょう。

 

子どもの症状がよくなるまで正しい方法で看病し、家庭内感染を防ぎましょう。

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