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バスルームや結露のできる窓側の壁紙など、湿気の多い場所にすぐ発生してしまうカビ。見た目に汚いだけでなく、アレルギーや呼吸器の病気の原因にもなる上、放っておくとどんどん広がってしまいます。がんばって取り除いてもまたすぐ復活するので、正直カビ掃除は苦手という人も多いのではないでしょうか。
そんな時こそ、エタノールの出番です。ここではカビを取り除く方法に加えて、カビが生える前に防ぐ、攻めのエタノール掃除術をご紹介します。
バスルームでカビを見つけたとき、あわてて雑巾や歯ブラシで強くこすると、かえってカビの胞子をまき散らし、より深いところまでカビを浸透させてしまいます。そこで試したいのが、無水エタノールと水を8:2の割合で混ぜて作った除菌効果のあるスプレーでカビを分解してしまうこと。汚れが落ちたら、スプレーをかけたキッチンペーパーでバスルームの天井から壁まできれいに拭いて、カビの発生を防ぎます。
※1 …除菌スプレーで除菌はできますが、黒カビの色は落とすことができません。タイルなどの目地についた色ならメラミンスポンジを使ってこすることで落ちます。ただし、素材が樹脂加工されたプラスチックの場合には傷つける恐れがありますので、歯ブラシや雑巾を使いましょう。それでも落ちないくらい色素沈着がひどい場合には、漂白剤を使いますが、漂白剤を使用する際にはエタノールを完全に揮発させてから使用するようご注意ください。
市販のカビ取り剤が使えない場所でも、この除菌スプレーを使えばカビを取ることができます。たとえば、畳に生えたカビなら、除菌スプレーをかけて15分程度放置した後、畳の目にそってブラシでカビをかき出します。湿気を追い出したいので、晴天の日を狙ってやりましょう。換気に注意して手袋とマスクもお忘れなく。部屋にエアコンがある場合には、掃除が終わったあとに除湿をかけておくと、畳の表面が乾燥するので、より効果が高くなります。
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