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水回りのピンク汚れはカビじゃない?原因や効果的な落とし方・予防法を解説

ライフスタイル

浴室や排水口などの水回りで、ピンクのぬめり汚れをよく見かける方もいるのではないでしょうか。掃除をしても気がつくとすぐに現れるため、ピンク汚れの正体や対策方法を知りたい方も多いでしょう。

そこで今回は、ピンクの汚れの原因と効果的に落とす方法を解説します。繰り返すピンク汚れを予防する方法も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

水回りのピンク汚れはカビ?

排水口の周りや、浴室にあるシャンプーやリンスの底に発生しやすいピンク色の汚れ。

「赤カビ」といわれることもありますが、実はカビではなく「ロドトルラ」という酵母菌の一種です。カビに比べて繁殖するスピードが早く、浴室だけでなくキッチンやトイレなどの水回りで発生しやすいのが特徴です。

ピンク汚れはカビと繁殖条件が似ており、放置すると黒カビが発生しやすくなるため、早めに対処して予防しましょう。

ピンク汚れができる原因

ピンク汚れの正体であるロドトルラは、空気中に存在する細菌が繁殖することで発生します。

ロドトルラは、主に以下の条件で活発になるといわれています。

  • 水分が多い
  • 皮脂や石けんカスなどのエサが豊富
  • 温度が高い(室温20℃以上)

水道水には、殺菌のために残留塩素が0.1mg/L 以上入っており、細菌やカビは生息できません。

しかし、浴室や洗面所などの水回りにはロドトルラが発生しやすい適度な湿度があり、エサとなる皮脂も残っているため、細菌が繁殖してピンク汚れを引き起こします。

ピンク汚れの落とし方

ピンク汚れはカビではないため、根を張ってこびりつくことはありません。スポンジで擦ると簡単に落ちることが多いですが、細菌が残っているとすぐに繁殖してピンク汚れを繰り返すため、注意が必要です。

以下では、ピンク汚れを落とす方法を3つ紹介します。

無水エタノールや消毒用エタノールで落とす

ピンク汚れを落としても、酵母菌が残っているとすぐに発生してしまうため、殺菌・消毒効果が期待できる無水エタノールや消毒用エタノールを使って落としましょう。

ピンク汚れに無水エタノールか消毒用エタノールを噴射、またはキッチンペーパーにしみ込ませて該当部分に貼りつけます。

10分ほど放置した後にキッチンペーパーを取り、しっかりとスポンジで擦って水でよく洗い流してください。

無水エタノールや消毒用エタノールは、ピンク汚れ以外の掃除や消毒にも活用できるため、1つ持っておくと幅広いシーンで活用できる便利なアイテムです。

重曹(炭酸水素ナトリウム)で落とす

重曹は弱アルカリ性の性質を持っており、酸性の性質を持つロドトルラのピンク汚れを中和、研磨、鹸化して落とします。

研磨作用によってピンク汚れ以外の汚れもすっきり落とせるため、気になる部分もまとめて掃除できます。

ピンク汚れには、重曹を粉のまま振りかける、または重曹を溶かした水をスプレーで噴射して擦って落とす方法が効果的です。

重曹は自然由来の素材を使っており、食品に使われることもあるため、環境や体に優しく汚れを落とせます。

中性洗剤で落とす

ピンク汚れはカビではないため、市販の中性洗剤を吹きかけて、スポンジで擦るだけで簡単に落とせます。除菌効果のある洗剤を使用すると、予防にもつながるためおすすめです。

ピンク汚れは、浴室の床タイルや排水口、浴槽や壁などのさまざまな箇所で発生しやすいです。ピンク汚れが残るとすぐに繁殖してしまうため、落とし漏れがないように注意しましょう。

ピンク汚れを予防する方法

ピンク汚れの正体であるロドトルラは繁殖力が高く、ただ掃除するだけでは繰り返し発生する可能性が高いです。そのため、ピンク汚れを落とした後は再発しないようにしっかり予防しましょう。

以下では、ピンク汚れを予防する方法を2つ紹介します。

換気する

ピンク汚れは、水分があれば発生しやすい性質を持っています。とくに、浴室やトイレは湿気が溜まりやすいため、十分に換気して乾燥させましょう。

浴室乾燥機能がある場合は、入浴後2時間ほど乾燥運転をすると除湿できるため、ピンク汚れやカビの発生を抑制できます。

浴室乾燥機能がない場合は、換気扇を常時つけて、こもった熱気や湿気を外に排出してください。

浴室以外で換気が難しい場所は、無水エタノールや洗剤などで汚れを擦り落とした後、乾拭きで水気を拭き取って繁殖を予防しましょう。

ボトルや小物は通気性の良い場所に置く

浴室のシャンプーやリンスのボトル、洗面所のハンドソープのボトルなどが棚や床に接した状態だと、皮脂や石けんカスが溜まってピンク汚れが発生しやすくなります。

浴室のボトルや小物は浮かせる収納にしたり、ボトル同士の間隔を空けたりと、水はけを良くして、通気性の良い場所に置きましょう。

無水エタノールを使う際の注意点

無水エタノールを使ってピンク汚れを落としたり、予防したりする際は、以下の点に注意しましょう。

  • 引火しやすいため、火気の近くでは使用しない
  • 電化製品(樹脂製品なども含む)に使用する場合は、説明書に記載の清掃方法に従って使用する
  • 一度に大量に使用しない
  • 使用する場合は、こぼしたり、飛散したりしないように注意して換気を充分に行う
  • 目や粘膜などに触れないように注意する
  • シミ、変色の原因となるため、家具・床(ワックス掛けを含む)などの白木、桐、ニス、ラッカー塗装品などに使用しない
  • 使用期限を守る

無水エタノールは、エタノールや消毒用エタノールに比べてアルコール濃度が高いため、取り扱いに注意が必要です。

掃除や除菌にも活用できる便利なアイテムなので、使用方法を守って日常でぜひ活用してください。

ピンク汚れは放置せずにしっかり落として予防しよう

水回りに現れるピンク汚れの正体はカビではなく、ロドトルラという酵母菌です。空気中に存在する細菌が繁殖したもので、湿度が高い場所で活発になります。

発生条件がカビと似ており、放置して黒カビを発生させないためにも、ピンク汚れは早めの対処と予防が大切です。

除菌・抗菌作用でピンク汚れの予防も期待できる無水エタノールや、弱アルカリ性の性質を持つ重曹で中和・研磨してしっかり落としてください。

また、湿気が溜まりやすい場所は常に換気して、水回りで使用するボトルや小物は水が溜まらないように通気性を良くして予防しましょう。

健栄製薬では、ピンク汚れの掃除と予防に役立つ無水エタノールをオンラインショップで販売しています。手軽に手に入れたい方はぜひ検討してみてください。

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