車の窓ガラスの掃除方法は？内側・外側の両方をきれいにするアイテムを紹介

車の窓ガラスの汚れが気になる方は多いかもしれません。車の窓ガラスが汚れて視界が悪くなると、運転に支障をきたす可能性があるので、定期的にしっかり掃除を行いましょう。

今回は車の窓ガラスに付着する汚れの原因や、車の窓ガラスの内側と外側の掃除方法について詳しく解説します。便利な掃除アイテムも紹介するので、ぜひ参考にしてください。

車の窓ガラスに付着する汚れの種類

車の窓ガラスは、内側と外側で付着する汚れの種類が異なります。窓ガラスは汚れに適した掃除を行うことが大切です。以下でそれぞれの汚れの特徴をチェックしてみましょう。

内側の窓に付着するのはホコリ汚れや手垢汚れ

車の内側の窓ガラスには、ホコリ汚れが蓄積しやすい傾向にあります。ホコリ汚れは水性です。

軽くホコリが被っている程度であれば乾いた布で簡単に拭き取れますが、ホコリ汚れがザラザラとしてきたら要注意です。

ホコリを拭き取る際に、窓に傷が付いてしまう可能性があるので注意しながら掃除を行いましょう。

また、内側の窓ガラスには手垢汚れも付着します。手垢汚れは油性のため、クリーナーを使用しないと汚れが落ちにくいです。

窓ガラスに白く浮きあがる汚れは手垢汚れの可能性があるので、汚れに気づいたらクリーナーでしっかり掃除しましょう。

外側の窓に付着するのは砂や泥、油性の汚れ

車の外側の窓ガラスにもホコリ汚れは付着しますが、砂や泥の水性汚れが多い傾向にあります。

また、劣化したカーワックスや運転中にはねあがった道路の油分が窓ガラスに付着するケースも少なくありません。油性汚れが蓄積すると、窓ガラスが曇ってみえるようになるので、運転に影響を与えないようにきちんと掃除しましょう。

洗車や雨水による水垢汚れも、外側の窓ガラスによく見られる汚れです。水垢汚れは白っぽく浮きあがるウロコ状の汚れとなるので、視界を妨げる可能性があります。

汚れの種類に合わせて掃除を行うためにも、まずは付着している汚れの特徴を確かめてみましょう。

車の窓ガラス掃除におすすめのアイテム

車の窓ガラスの掃除に役立つ3つのアイテムを紹介します。各アイテムの特徴や魅力を解説しますので、今日からさっそく車の掃除に活用してください。

マイクロファイバークロス

マイクロファイバークロスは、通常の雑巾よりも繊維が細かいのが特徴です。汚れを絡み取りながら拭き掃除ができるほか、繊維が窓ガラスに残りにくいため拭き掃除に役立ちます。

マイクロファイバークロスは柔らかい素材で作られているので、ガラスを傷つけにくい素材です。水分や洗剤の拭き残しを防ぐ効果にも期待ができるので、車の拭き掃除にぜひ活用しましょう。

精製水

精製水とは、ミネラル成分や消毒液をろ過して作られた純水です。不純物が含まれていないため、医療器具の洗浄にも使われています。

水垢汚れの原因となるミネラル成分やマグネシウム、カルシウムが含まれていないので、車の窓ガラスの掃除にも役立ちます。

白いうろこ状の汚れが気になる方は、水垢汚れを予防するためにも精製水を活用しましょう。精製水はドラッグストアやインターネットで気軽に購入できます。

拭き掃除による拭きムラが気になる方も、掃除に精製水を利用してみてください。

無水エタノール

無水エタノールは、水分をほとんど含まないエタノールを指します。アルコール類の中でも揮発性が高いため、水で掃除がしにくいOA機器の掃除にもよく使われています。

すぐに水分が蒸発するので、窓ガラスの乾拭きを行う手間が省けるのが魅力です。車の内側の窓ガラスは拭き掃除がしにくく、拭きムラが残りやすい傾向があるので無水エタノールを活用しましょう。

ただし、全ての窓ガラスに無水エタノールが使えるとは限りません。利用する際は説明書などに記載の清掃方法を確認してください。

ダッシュボードに無水エタノールの原液が付着した場合、劣化する恐れがあるため注意して掃除しましょう。

車の窓ガラスを掃除する方法

車の窓ガラスの掃除方法を内側と外側に分けて手順を紹介します。注意点も解説しますので、要点をしっかり確認してください。

内側の窓ガラスを掃除する方法

　

【用意するもの】

• マイクロファイバークロス
• 精製水
• アルコールスプレーまたは無水エタノール

　

【内側の窓ガラスの掃除方法】

1. マイクロファイバークロスに精製水や水を含ませ、内側の窓ガラスを水拭きしてください。
2. 全体的に汚れが落ちたら、乾いたマイクロファイバークロスで水分を拭き取りましょう。
3. 清潔なマイクロファイバークロスにアルコールスプレーや無水エタノールを含ませ、再度窓ガラスを拭き掃除します。
4. 全体的に汚れが落ち、残った水分を拭き取ったら完了です。

アルコールスプレーや無水エタノールを利用する際はマスクやゴム手袋を着用して、換気を行いながら掃除してください。

汚れたマイクロファイバークロスで水分を拭き取ると、また汚れが付着する可能性があります。可能であればマイクロファイバークロスは数枚用意し、適宜清潔なマイクロファイバークロスで拭き掃除をしてください。

外側の窓ガラスを掃除する方法

　

【用意するもの】

• マイクロファイバークロス
• 車専用のクリーナーまたはシャンプー
• スポンジ

　

【外側の窓ガラスの掃除方法】

1. 窓ガラスに付着したホコリや砂、泥などの汚れを水で軽く洗い流します。
2. スポンジを使い、車専用のクリーナーまたはシャンプーで、窓ガラスに付着した汚れを擦り洗いしましょう。
3. 汚れが落ちたら、しっかりと水で洗い流します。
4. 最後にマイクロファイバークロスで水分が残らないように拭き取ってください。

外側の窓ガラスはしっかりと水で濡らし、クリーナーやシャンプーの洗い残しがないようにしっかりと水で洗い流すのがポイントです。

洗い残しや拭き残しは、汚れの原因となるので注意してください。

車の窓ガラスを掃除する際の注意点

車の窓ガラスを掃除する際は、力を入れすぎないように注意してください。力を入れて掃除をすると、フィルムアンテナや熱線、窓ガラスを傷めてしまう可能性があります。

気温が低い時間帯に掃除を行うことも大切です。日差しが強い時間帯に掃除をすると、拭き掃除の際にすぐに水分が蒸発してしまい、水垢として残ることがあります。可能であれば気温の低い時間帯か、日差しの弱い日に洗車をしましょう。

水拭きで窓ガラスがきれいになっても、しっかりと乾拭きを行ってください。一時的にはきれいに見えても、窓ガラスが乾いた際にスジのような汚れが残ることがあります。

何度も掃除の手間をかけないためにも、手順を省かずに掃除を行いましょう。

車の窓ガラスの汚れを予防する方法

頑固な汚れになる前に、ホコリや汚れはこまめに拭き掃除を行ってください。窓ガラスだけではなく、車内清掃を行うことも大切です。

定期的に掃除を行い、車内で舞ったホコリや汚れが窓ガラスに付着するのを防ぎましょう。

マイクロファイバークロスはホコリを落としたり、拭き掃除をしたりする際に役立ちます。マイクロファイバークロスは何枚か常備しておくと便利です。

窓ガラスの油性汚れを防ぎたい方は、ウェットティッシュを活用しましょう。こまめに手の汚れを拭き取り、窓ガラスに触れた際に手垢汚れが付着しないようにしてください。

車の窓ガラスをきれいにして
視界良好のドライブを楽しもう

窓ガラスが汚れていると、視界が悪くなり、運転に支障をきたす可能性があります。定期的に掃除を行い、視界を妨げないように窓ガラスは常にきれいに保つようにしましょう。

精製水や無水エタノール、マイクロファイバークロスも活用してください。無水エタノールを使用する際は、必ず清掃対象となる製品ホームページや取り扱い説明書の清掃方法をよくご覧いただき、使用可能かご確認ください。

また、窓ガラス以外の掃除に無水エタノールを使用する際も、説明書などに記載の清掃方法に従いご利用ください。