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寒い季節の朝、出かけようとすると車のフロントガラスが凍っていたという経験のある方も多いかもしれません。フロントガラスが凍っていると、前方が見えないため運転に支障をきたします。
凍結した車のフロントガラスを一瞬で溶かすには、エタノールが効果的です。ここでは、エタノールを使った、凍結したフロントガラスを解凍する方法についてご紹介します。
凍結したフロントガラスの一般的な対処法として、ガリガリとこすったり、お湯をかけたりする方法がみられます。
フロントガラスをこする方法は、時間がかかってしまうために忙しい朝には不向きです。また、こするとフロントガラスを傷つけてしまう恐れもあることからおすすめできません。
お湯をかける方法には即効性がありますが、いくつかの注意点もあります。熱湯をかけると、フロントガラスにひびが入る可能性があります。しかしだからといって、ぬるま湯をかけると再凍結する恐れもあります。凍結を溶かすのにお湯を用いる場合は、40℃以下を厳守するようにしましょう。なお、お湯を用いるとフロントガラスの汚れが流れ落ちてボディを汚してしまう場合もあるため注意が必用です。
寒さによるフロントガラスの凍結は、すぐにでも溶かしたいもの。また、フロントガラスを傷つけることなく溶かす必要があります。そこでおすすめとなるのが、エタノールです。エタノールを用いると、フロントガラスを傷つけることなく凍結を溶かすことができます。
エタノールは、アルコールの主成分です。アルコールは度数によって凍結する温度が異なり、アルコール度数が20度だと-11℃、アルコール度数が40度だと-31℃、アルコール度数が60度だと-44.5度で凍ります。そのため、テキーラのようにアルコール度数が強いお酒は、一般的な冷凍庫に入れても凍りつくことはありません。これと同じように、エタノールは凍りつかない性質を持つことから凍結を溶かすのに適しています。
エタノールを用いたフロントガラスの凍結方法は、とっても簡単です。その方法とは、以下の通りです。
【用意するもの】
・エタノール
・スプレーボトル
※もともとスプレータイプになっているエタノールの場合は、スプレーボトルは不要です。
【解凍方法】
スプレーボトルに入れたエタノールを、フロントガラスに吹きかけるだけ。
たったこれだけで、一瞬にしてフロントガラスの凍結を溶かせます。吹きかけるだけで解凍できることから時間はほとんどかからず、忙しい朝にもぴったりです。時間ギリギリに家を出る日でも安心です。
寒い季節になると凍結してしまうフロントガラス。エタノールを活用し、朝の忙しい時間を効率的に活用しましょう。
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