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浴室の換気扇を掃除する方法は?汚れの原因と注意点を解説

ライフスタイル

浴室の換気扇を掃除したことがない方や長期間掃除していない方は、意外に多いのではないでしょうか。

浴室を掃除する際に見落としがちな浴室の換気扇ですが、実は汚れが溜まりやすく、定期的な掃除が必要です。

今回は、浴室の換気扇が汚れる原因と掃除方法、掃除の頻度や掃除の際の注意点を紹介します。浴室の換気扇についた汚れが気になる方は、ぜひ参考にしてください。

浴室の換気扇が汚れる原因とは

浴室の換気扇は、湿気により汚れが付着しやすいです。浴室の換気扇が汚れる原因は以下のとおりです。

  • ホコリ
  • カビ

それぞれの汚れがつく原因を詳しく解説します。

ホコリ

浴室の換気扇についている汚れの多くは、ホコリです。換気扇は、浴室内の湿気を吸い上げて外に放出する役目があります。

湿気と一緒に空気中のホコリも吸い込むため、内部にホコリが付着し蓄積していきます。もし、浴室にホコリの塊が落ちていたら、換気扇からホコリが落ちてきている可能性が高いです。

かなりの汚れが溜まっていることが予想されるので、早めに掃除しましょう。

カビ

浴室の換気扇の汚れの中には、カビも多く含まれています。カビが発生する条件は以下のとおりです。

条件カビが発生する条件
温度最適温度25℃(5~35℃でも生育する)
湿度80%以上(一部のカビは65%)
栄養たんぱく質・炭水化物・油脂(ホコリ・皮脂汚れ・食べこぼしなど)

カビは、温度・湿度・栄養の3条件が揃ったときに発生・増殖します。浴室は、カビが発生しやすい条件が全て揃っており、浴室の換気扇にもカビ汚れが発生します。

換気扇は湿気を排出する重要な役割を担っています。浴室全体のカビを予防するためにも、換気扇を掃除して良い状態を保ちましょう。

浴室の換気扇を掃除する方法

浴室の換気扇は、一般的に以下の2種類に分けられます。

  • カバーが外せるタイプの換気扇
  • カバーが外せないタイプの換気扇

それぞれの換気扇を掃除する方法を解説します。

カバーが外せるタイプの換気扇を掃除する方法

カバーが外せるタイプの換気扇を掃除する方法は以下のとおりです。

  1. 換気扇の電源を切り、ブレーカーも切る
  2. 換気扇のカバーを外す
  3. シロッコファンを取り外す
  4. それぞれのパーツを水洗い、または中性洗剤で洗う
  5. パーツを乾かす
  6. 無水エタノールで作った消毒用アルコールをスプレーする
  7. パーツを乾かす
  8. パーツを元どおりに戻す

見えるカビだけを掃除しても、カビの胞子が残っていると短期間で再びカビが発生します。カビの胞子は高濃度のアルコールによって死滅させられるため、掃除の仕上げにはアルコールを使用しましょう。

消毒用アルコールとは、無水エタノールを薄めたものです。無水エタノールはそのまま使用するとすぐに蒸発してしまうので、十分な殺菌効果を得られません。

無水エタノールは水と8:2の割合で希釈すると、カビの胞子を除去できる高濃度の消毒用アルコールができあがります。消毒用アルコールは、アルコール対応のスプレーボトルに入れて使用すると良いでしょう。

市販の消毒用アルコールを使用してもかまいません。しかし、濃度が低いと十分な殺菌効果が得られないので、アルコール濃度は70~80%を目安にして選びましょう。

カバーが外せないタイプの換気扇を掃除する方法

カバーが外せないタイプの換気扇を掃除する方法は、以下のとおりです。

  1. 換気扇の電源を切り、ブレーカーも切る
  2. フィルターを取り出す
  3. フィルターの汚れを掃除機で吸い取る
  4. フィルターを水洗い、または中性洗剤で洗う
  5. フィルターを乾かす
  6. 無水エタノールで作った消毒用アルコールをスプレーする
  7. フィルターを乾かす
  8. フィルターを元に戻す
  9. カバーの外側を水拭きし、仕上げに消毒用アルコールを染み込ませた布で拭く

カバーが外せないタイプの換気扇は、浴室乾燥機付きの換気扇である場合が多いです。故障の原因となるので、無理に分解してはいけません。

浴室乾燥機付きの換気扇にはフィルターがついているので、取り出してフィルターとカバーの外側のみ掃除しましょう。

浴室の換気扇を掃除する頻度

浴室はカビが生えやすいので、換気扇も定期的な掃除が必要です。頻度は、半年に1回程度を目安にしましょう。

換気扇周りは、浴室の床や壁と違い、皮脂や石鹸汚れがつくことがありません。カビの栄養となる物質が比較的少ないので、浴室全体を掃除するよりも頻度は少なくて良いでしょう。

ただし、換気扇のカバーは汚れやすいため、1週間に1度はカバーの外側から拭くのがおすすめです。

浴室の換気扇を掃除しないとどうなる?

浴室の換気扇を掃除しないと、浴室全体が汚くなります。

換気扇に蓄積したホコリやカビは、作動時に浴室中にばらまかれます。換気扇が汚れたままの状態で浴室を掃除しても、衛生的な環境を維持するのは難しいです。

ホコリやカビの胞子を吸い込むことで、アレルギーの症状が出るリスクもあります。溜まったホコリは、換気扇のファンに負担を与え、正常に回転できないファンが異音を発することもあります。

ファンにかかる負担が原因で、部品が変形したり破損したりする可能性もあるため、換気扇の掃除は定期的に行いましょう。

浴室の換気扇を掃除する際の注意点

浴室の換気扇を掃除する際の注意点は、以下のとおりです。

  1. 取扱説明書を読む
  2. 浴室の掃除も行う
  3. 換気扇に水をかけない
  4. 自身の安全を確保する

それぞれの注意点を詳しく解説します。

取扱説明書を読む

浴室の換気扇を掃除する前には、必ず取扱説明書を読みましょう。

今回は一般的な掃除方法を紹介しましたが、メーカーや型式によって掃除方法が異なる場合もあります。思わぬ事故や故障を回避するためにも、必ずメーカーの指示に従ってください。

浴室の掃除も行う

換気扇の掃除をした後は、必ず浴室全体の掃除も行いましょう。換気扇を掃除すると、カビやホコリなどの汚れが周囲に拡散します。

目立つ汚れが見当たらなくても、細かいホコリやカビの胞子が広がっている可能性が高いです。浴室にカビが残っていると、せっかく掃除した換気扇にすぐカビが生えてしまいます。

浴室の掃除をする際には、浴室の壁や床にシャワーでお湯をかけ、ブラシやスポンジでこすり洗いをしましょう。浴室の掃除が終わった後に、燻煙タイプの防カビ剤を使用すると、よりカビが発生しにくくなります。

換気扇に水をかけない

浴室の換気扇を掃除する際には、換気扇に直接水をかけてはいけません。浴室にある機器のため、水をかけても問題ないと考える方も多いかもしれません。

しかし、換気扇は電気機器なので、直接水をかけると故障する可能性があります。換気扇を掃除する際には水を直接かけて洗ってはいけないことと、水洗いしたパーツを元に戻す際はしっかり乾燥させることを心がけましょう。

自身の安全を確保する

浴室の換気扇を掃除する際にもっとも気をつけたい点は、自身の安全の確保です。安全に換気扇を掃除するためのポイントは、以下のとおりです。

  • 換気扇の電源を切り、ブレーカーを落とす
  • 安全な足場を確保する
  • マスクやゴーグルで汚れから身を守る

換気扇の掃除には、感電やケガのリスクがあります。掃除中に誤って換気扇が作動したら大変危険です。あらかじめ換気扇の電源を切り、ブレーカーも落としましょう。

また、浴室の換気扇は天井や天井近くの壁など高い場所にあるので、安全な足場を確保することが大切です。

脚立や踏み台を使う場合は、誰かに支えてもらいましょう。できるだけ1人ではなく2人で協力して掃除するのが望ましいです。

加えて、換気扇を掃除すると、細かいホコリやカビが落ちてきます。汚れが体内に入らないよう、マスクやゴーグルを装着するのも忘れないようにしましょう。

適切な方法で浴室の換気扇を掃除しよう

浴室の換気扇の主な汚れはホコリやカビです。掃除頻度は、半年に1回を目安にしましょう。

換気扇の汚れをそのままにしておくと、ホコリやカビが浴室内にばらまかれてしまうので注意が必要です。換気の効率が悪くなり、故障の原因にもなります。

今回は一般的な換気扇の掃除方法を紹介しましたが、換気扇のタイプによって掃除方法が異なるため、必ず取扱説明書にて掃除方法を確認してください。

カビの再発防止に使用する消毒用アルコールは、市販もされていますが、無水エタノールを水で希釈することでも簡単に作れます。

無水エタノールはキッチンや家電、窓などさまざまな場所を掃除するのに便利です。無水エタノールはオンラインショップでも購入できるので、ぜひ検討してみてください。
なお、掃除の際には取扱説明書の内容を確認し、自身の安全を守りながら掃除してください。

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