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ローズマリーチンキとは?無水エタノールを使った作り方を紹介!

ライフスタイル

ハーブ栽培が好きな方のなかには、育てやすいローズマリーを栽培する方も多いでしょう。収穫したローズマリーを有効に活用したいと考えている方もいるのではないでしょうか。

ローズマリーを暮らしの役に立てたいなら、ローズマリーチンキを作るのがおすすめです。ローズマリーチンキとは、ローズマリーをアルコールに浸け、成分を抽出したものです。

ローズマリーチンキがあれば、掃除用スプレーや虫除けスプレー、ルームスプレーなどが簡単に作れます。

今回は、無水エタノールを使ったローズマリーチンキの作り方を紹介します。誰でも簡単に作れるので、ぜひ参考にしてください。

ローズマリーチンキとは?

ローズマリーは爽やかで爽快感のある香りが特徴で、お料理をはじめとしたさまざまな場面で使用されているハーブです。

ローズマリーをアルコールに漬け、ローズマリーの成分を抽出したものがローズマリーチンキです。

ハーブをアルコールに浸けると、水には溶け出さない脂溶性の成分を抽出できます。アルコールは殺菌作用が強いので、長期保存も可能です。

ローズマリーチンキを使えば、ナチュラルな虫除けスプレー、ルームスプレーなどが簡単に作れます。

ローズマリーの香りは気分を盛り上げるといわれているので、勉強や仕事中のリフレッシュに取り入れると良いでしょう。何となく元気が出ないときにもおすすめです。

無水エタノールを使ったローズマリーチンキの作り方

ローズマリーチンキの作り方を紹介します。ローズマリーチンキを作る際には、基本的に度数の高いアルコールを使用します。

アルコール度数40度以上のウォッカやホワイトリカーなどを使う場合もありますが、今回は純度の高い無水エタノールを使用します。

ローズマリーチンキ作りは、あまりコストがかからず、身近で手に入る材料で手軽に作れるのが魅力です。

用意するもの

ローズマリーチンキを作る際に用意するものは、以下のとおりです。

  • 乾燥ローズマリー:20g
  • 無水エタノール:100ml
  • 保存用のビン

ローズマリーは生でなく、乾燥させたものを用意してください。保存用のビンはローズマリーの出し入れがしやすい、広口タイプがおすすめです。フタ付きで、密閉性が高いものを選びましょう。煮沸消毒をするため、耐熱性のガラス製品を用意すると安心です。

無水エタノールは、ドラッグストアやホームセンターなどで購入できます。アルコール度数が高いため、誤って飲まないよう注意しましょう。

作り方

ローズマリーチンキの作り方の手順は以下のとおりです。

  1. 煮沸消毒して乾かしたビンに、乾燥ローズマリーを入れる
  2. ビンに入れた乾燥ローズマリーが全て浸るように、無水エタノールを入れる
  3. ビンのフタを閉め、軽く振って無水エタノールとよく馴染ませる
  4. 2~4週間、日に当たらない暗い場所で保管する
  5. 1日に1~2回ビンを振る
  6. 茶こしやコーヒーペーパーを使い、ローズマリーを濾せば完成

成分が抽出できたら、ローズマリーの葉は浸けたままにせず、濾して取り出しましょう。葉を入れたままにすると、ローズマリーチンキが腐敗しやすくなります。

手作りローズマリーチンキの保存期間は約1年です。作った日がわかるように、シールや札などでラベルをつけておくとわかりやすいです。

また、ローズマリーチンキを長持ちさせるためには、保存用のビンの煮沸消毒が欠かせません。煮沸消毒の方法は以下になります。

  1. 大きめの鍋に水を入れ、ビンを浸す
  2. 鍋にフタをして沸騰させる
  3. 沸騰してから10分間ビンを煮沸する
  4. 清潔な布巾や水切りかごの上で自然乾燥する

鍋にビンを入れる際には、気泡が入らないようにするのがポイントです。取り出す際には火傷に注意しましょう。

ローズマリーチンキを活用してルームスプレーも作れる!

ローズマリーチンキがあれば、簡単にルームスプレーを作れます。ローズマリーの香りは爽やかで清涼感があります。リフレッシュしたいときや勉強するときに最適です。ぜひ試してみてください。

ローズマリーチンキを使ったルームスプレーの作り方

ローズマリーチンキを使ったルームスプレーの作り方は、以下のとおりです。

  1. スプレー容器に、ローズマリーチンキを10g入れる
  2. ローズマリーチンキが入った容器に、精製水を20~90ml入れる

ローズマリーチンキと精製水の割合は、3~10倍です。お好みで調節してください。

ローズマリーには、消臭効果も期待できます。市販のルームスプレーの人工的な香りが苦手な方におすすめです。

ローズマリーチンキを活用して虫除けスプレーも作れる!

ローズマリーチンキを使って、虫除けスプレーを作るのもおすすめです。ローズマリーに含まれる成分カンファーには防虫効果があります。蚊やハエ、ダニなどが寄ってくるのを防いでくれます。

皮膚だけでなく、虫が付きやすい網戸にも使用できます。化学薬品を使った防虫スプレーの使用に抵抗がある方は、ぜひ試してください。

ローズマリーチンキを使った虫除けスプレーの作り方

ローズマリーチンキを使った虫除けスプレーの作り方は、以下のとおりです。

  1. スプレー容器に、ローズマリーチンキを10g入れる
  2. グリセリンを0.6g入れる
  3. 精製水を40ml入れる
  4. よく混ぜる

虫除けスプレーは冷蔵庫に保存して、早めに使いましょう。ローズマリーチンキがあれば、それほど手間をかけずに作れるので、短期で使い切れる量をその都度作るのがおすすめです。

残った無水エタノールは掃除でも大活躍!

残った無水エタノールは、掃除用として活用しましょう。無水エタノールは、エタノールや消毒用エタノールよりもアルコール濃度が高い製品です。

水をほとんど含んでおらず揮発性が高いため、水垢が気になるガラスや鏡のお手入れに向いています。水を使った掃除ができない電子機器の掃除に使うのも良いでしょう。

ただし、全ての電子機器に使用ができるわけではありません。必ず清掃対象となる製品ホームページや取り扱い説明書の清掃方法をよくご覧いただき、使用可能かご確認ください。

無水エタノールを使った掃除方法は、以下になります。

  1. 布に無水エタノールを染み込ませる
  2. 無水エタノールを染み込ませた布で拭く

無水エタノールは油を溶かす作用があるので、油汚れの掃除にもピッタリです。スプレーボトルに無水エタノールと20%の水を入れ、電子レンジや換気扇、ガスコンロに吹きかければ、油汚れが落ちやすくなります。

ただし、無水エタノールは肌の水分を奪う性質があるので、長時間触ると手指が乾燥します。掃除に使用する際は、ゴム手袋を着用しましょう。

また、無水エタノールは引火する恐れがあるので、火気の近くで使用するのは厳禁です。ガスコンロの使用前後も使わないようにしてください。

電子機器と同様に、無水エタノールが使用できないこともあるので、きちんとお手入れ方法や注意書きを読んでから活用しましょう。

揮発性が高く、アルコール成分で気分が悪くなる場合もあります。掃除をする際には、十分な換気をしてください。

なお、無水エタノールを使った、鏡やガラスの掃除方法については、以下も参考にしてください。

鏡の掃除に役立つアイテムは?汚れの種類や原因・おすすめの掃除方法を紹介

フロントガラスの内側・外側両方の掃除方法|おすすめのアイテムも紹介

無水エタノールを使ってローズマリーチンキを作ってみよう

ローズマリーは初心者でも育てやすいハーブです。ローズマリーチンキの作り方は、保存用のビンに乾燥ローズマリーを入れ、無水エタノールに浸し、日の当たらない場所で2~4週間保管するだけです。

保管中は1日に1回ビンを振りましょう。茶こしやコーヒーフィルターを使ってローズマリーを取り除けば、ローズマリーチンキの完成です。

ローズマリーチンキがあれば、ルームスプレーや虫除けスプレーが簡単に作れます。爽やかな香りで、リラックスしたい方にもおすすめです。

ぜひ無水エタノールでローズマリーチンキを作ってみてください。

無水エタノール

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