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油汚れはガスコンロや換気扇に蓄積するイメージがありますが、壁や床にも汚れは付着します。掃除する場所によって使用すると良いアイテムや洗剤が異なるので、それぞれの掃除方法を知っておくことが大切です。
今回は「油汚れの落とし方」について、場所別に詳しく紹介します。キッチン周りの掃除や日々の掃除に、ぜひ役立ててください。
油汚れが気になる箇所は主に以下の7つです。
油汚れはキッチンの周りにだけ付着するイメージですが、壁や天井にも汚れが蓄積します。
調理中に油が飛散したり、蒸気に含まれる油が飛散したりと、あらゆる場所に油汚れが付着しています。部屋を掃除する際は、油汚れに適した方法でお手入れしましょう。
以下では油汚れの掃除に役立つアイテムを紹介します。頑固な油汚れも落とせる可能性があるので、掃除をする際はぜひ参考にしてください。
クエン酸は、油汚れの嫌な臭いを除去する効果に期待ができます。クエン酸は酸性成分でできており、食品添加物にも使われています。
電子レンジやガスコンロの掃除に役立つので、油汚れのお手入れアイテムとして1つ持っておくと便利です。また、クエン酸は水回りの掃除にも活躍します。
クエン酸は粉タイプやスプレータイプが販売されているので、ご自身で使いやすいタイプを準備しましょう。
頑固な油汚れも、重曹を使えば落とせる可能性があります。油汚れは酸性の性質を持つため、逆の性質を持つアルカリ性の成分が汚れ落としに役立ちます。重曹はアルカリ性に属するので、汚れ落ちが良くなるかもしれません。
ガスコンロや換気扇、魚焼きグリルなど、キッチン周りの掃除に重曹を活用しましょう。
重曹も粉タイプやスプレータイプが販売されているので、シーンに合わせて使い分けるのが良いでしょう。
中性洗剤は、油汚れや水垢汚れを落とす際に便利なアイテムです。軽度な油汚れであれば、中性洗剤で落とせる可能性があります。
中性洗剤に含まれている界面活性剤が、油汚れを剥がしやすい状態にするため、軽い汚れであれば拭き取るだけで汚れが落ちます。
普段使いしやすい掃除アイテムなので、中性洗剤も常備しておきましょう。ただし、全ての中性洗剤に界面活性剤が含まれているわけではないので、成分をよく確認してから購入してください。
メラミンスポンジは、きめの細かいメラミン樹脂で作られた研磨作用のあるスポンジです。洗剤を使わずに、水だけで使えることから多くの掃除に使われています。
油汚れを吸着するため、キッチン周りや油汚れの気になる箇所の掃除にも活用しましょう。ただし、メラミンスポンジは使用することで塗装が剥げたりする場合があるため、注意が必要です。
研磨作用があるので、シンクやガスコンロ、換気扇などの素材を傷つけないように気をつけながら使用してください。
無水エタノールはアルコール濃度が高く、揮発性が高いアイテムです。油分を浮かせる効果に期待ができるので、掃除にも役立ちます。
ただし、アルコール濃度が高い特性があるため、引火しやすいです。ガスコンロなど火元となる掃除に使用する際は、十分に注意しながら使用しましょう。
無水エタノールが使用できない場合もあるので、きちんと使用方法や注意書きを読んでから活用することが必要になります。
必ず清掃対象となる製品ホームページや取り扱い説明書の清掃方法を読んだうえで使用可能か確認しましょう。
油汚れが気になる場所別に、掃除方法を紹介します。それぞれの手順をよく確認してから掃除を行いましょう。
キッチンはとくに油汚れが気になる場所です。掃除する場所によってお手入れ方法が異なるので、各要点をしっかりチェックしてください。
シンクは調理の際に、油汚れが付着しやすい場所です。調理を行う場所なので、清潔に保つためにも定期的に掃除を行いましょう。
シンクは傷つきやすい傾向があるので、メラミンスポンジではなく普通のスポンジを使用してください。掃除方法を詳しく紹介します。手荒れを防ぐために、掃除前に手袋を装着しましょう。
《用意するもの》
【シンクの掃除方法】
ガスコンロには調理の際に飛び散った油や、調味料の汚れが蓄積します。普段からきちんと掃除を行い、ガスコンロをきれいに保ちましょう。
ガスコンロの掃除方法を紹介します。
《用意するもの》
【ガスコンロの掃除方法】
換気扇の油汚れを放置すると、目詰まりを起こしたりモーターに負担をかけたりする場合があります。換気扇トラブルを防ぐためにも、定期的に掃除をしましょう。
換気扇は油汚れでべたついている可能性があるので、手袋を装着して掃除をしてください。
掃除方法を詳しく紹介します。
《用意するもの》
【換気扇の掃除方法】
(※)無水エタノールを使用する際は、必ず清掃対象となる製品ホームページや取り扱い説明書の清掃方法をよくご覧いただき、使用可能かご確認ください
壁にも油汚れが付着することがあります。壁に付着した油汚れにホコリが絡まると、落としにくい頑固な汚れになるので、こまめに掃除を行いましょう。壁の掃除方法を紹介します。
《用意するもの》
【壁の掃除方法】
(※)無水エタノールを使用する際は、必ず清掃対象となる製品ホームページや取り扱い説明書の清掃方法をよくご覧いただき、使用可能かご確認ください
床がベタついている場合は、油汚れが付着している可能性があります。不快感を軽減するためにも、床はこまめに掃除をするのが望ましいです。
フロアワイパーを使えば楽に掃除ができるので、拭き掃除の姿勢がつらい方は活用してください。
《用意するもの》
【床の掃除方法】
油汚れを予防する方法を場所別に紹介します。掃除の頻度を減らしたい方は、ぜひ参考にしてください。
キッチンは油汚れが蓄積しやすい場所なので、頑固な汚れになる前にこまめに掃除をしましょう。ガスコンロやシンクを使ったあとに軽く擦り洗いしたり、ガスコンロの天板や換気扇を拭き掃除したりしながら汚れを防止してください。
汚れ防止シートや油跳ねガードを活用すると、掃除の手間が省けて便利です。換気扇シートもこまめに交換しましょう。
壁の汚れを防止したい方は、汚れ防止シートを活用しましょう。汚れても張り替えるだけでメンテナンスができるので、拭き掃除が面倒な方にもおすすめです。キッチン周りの壁に汚れ防止シートを使用する際は、耐熱加工の商品を選びましょう。
壁に付着した油汚れは、すぐに拭き取りましょう。時間が経つと、汚れが落ちにくくなるのでこまめな掃除を心がけてください。
床の油汚れを防止する方法の基本は、こまめな掃除です。フロアワイパーも活用しながら、定期的に掃除をしましょう。
床のワックス加工も汚れ防止に役立ちます。油汚れが付きにくくなるだけではなく、拭き掃除でも汚れが落ちやすくなる可能性があるので、ワックス加工も検討しましょう。
また、油跳ねが気になる料理を作る際は新聞紙を床に敷く方法もおすすめです。マットを敷き、床に直接油汚れが付着するのを防ぐ方法も覚えておきましょう。
生活していくうえで、どうしても油汚れは蓄積してしまいます。頑固な汚れになると掃除の手間がかかるので、こまめに掃除を行い、汚れの付着を防止することが大切です。
油汚れが気になる際は、場所に合った掃除方法でお手入れしましょう。フロアワイパーや重曹、無水エタノールなど、掃除に役立つアイテムも用意しておくと良いでしょう。
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