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フロントガラスは車の中でも汚れが目立つ場所です。汚れが蓄積すると視界が悪くなるので、運転に影響を与えないためにも普段からしっかり掃除を行いましょう。
フロントガラスに付着する汚れには種類があるので、それぞれの汚れに合った掃除を行うことが大切です。今回は「フロントガラスの内側と外側の掃除方法」について詳しく紹介します。
頑固な汚れに悩んでいる方や、掃除を楽にしたいと考えている方はぜひ参考にしてください。
フロントガラスに付着する汚れは、いくつか種類があります。汚れの種類と特徴を理解して掃除をしましょう。
以下では汚れの種類と特徴について詳しく説明します。
フロントガラスの内側と外側に、手垢汚れが付着することは珍しくありません。
手垢汚れは皮脂が主な成分です。皮脂には油分が含まれているため、簡単な拭き掃除では汚れが落ちない傾向にあります。
手垢汚れがフロントガラスに付着すると、白く汚れが浮きあがって見えるので、汚れの種類を見極めたい方はチェックしてみましょう。
フロントガラスにはホコリも多く付着しています。ドアや窓の開閉により外からホコリが入ってきたり、エアコンの吹き出し口からホコリが車内に入ってきたりします。
ホコリは粒子が細かいので、フロントガラスをよく観察しないと汚れに気づかないかもしれません。人によってはホコリにより、アレルギー症状を引き起こしたり、結膜炎などの体調不良を引き起こしたりするので、普段からきちんと掃除をしましょう。
フロントガラスに限らず、車内のいたるところにホコリは潜んでいます。定期的に掃除を行い、車内を清潔に保ちましょう。
車内でよく飲食される方は、無意識のうちに手が汚れたままフロントガラスに触れていることがあります。油分が含まれている食べ物を触った後にフロントガラスを触ると、光が当たった際に汚れが虹色に見えます。
排気ガスによる汚れも油分が含まれているため、フロントガラスの外側も汚れやすいです。油分の含まれる汚れは視界が悪くなるので、きちんと拭き取らないと運転に支障をきたす可能性があるので注意しましょう。
車内で喫煙すると、内側のフロントガラスにヤニ汚れが蓄積します。ヤニ汚れは均一に汚れが溜まるため、一見目立ちにくいのが特徴です。
雑巾でフロントガラスの拭き掃除をした際、雑巾が黄ばんだり茶色くなったりした場合はヤニで汚れている可能性があります。
タバコを吸われる方は、フロントガラスが黄ばむ前にこまめに掃除をしましょう。
フロントガラスの掃除に役立つアイテムを3つ紹介します。それぞれの特徴や活用方法を詳しく紹介しますので、車の掃除を行う際はぜひ参考にしてください。
精製水とは、不純物を取り除いた水のことです。医療機器の洗浄や手作り化粧水など、幅広い用途で使われています。
水道水でフロントガラスを掃除しても構いませんが、水道水にはミネラル成分が含まれているため拭きシミができる場合があります。水垢をはじめとする拭きシミが残るのを避けたい方は、不純物の含まれていない精製水で掃除をしましょう。
精製水でフロントガラスの拭き掃除を行えば、念入りな乾拭きは必要ありません。何度もシミを拭き取る手間が省けるので、精製水を活用して掃除の時間を短縮しましょう。
精製水はフロントガラスの内側と外側の両方の拭き掃除に使えます。ドラッグストアでも気軽に購入できるので、気になる方はぜひ試してみてください。
無水エタノールとは、水分をほとんど含まないエタノールのことです。アルコール濃度が高いため、すぐに水分が蒸発するといった特徴があります。
アルコール濃度が高い分、拭き掃除の際にシミが残りにくいため、ガラスの拭き掃除に適しています。掃除がしにくいフロントガラスの内側も無水エタノールなら乾拭きが必要ないので、掃除が楽になります。
ただし、無水エタノールは全ての製品の掃除に使えるとは限りません。必ず清掃対象となる製品のホームページや取り扱い説明書の清掃方法をよくご覧いただき、使用可能かご確認ください。
マイクロファイバークロスとは、細かい合成繊維でできた布のことです。吸収性に優れているので、拭き掃除に役立ちます。
掃除道具としてはもちろん、タオルやキッチン用クロス、寝具などにもマイクロファイバー素材が使われています。
繊維が柔らかい素材ですので、モノに傷を付けにくいのもマイクロファイバークロスの特徴です。ガラスや鏡、金属の掃除にも役立つので、掃除用に1つ用意しておくと良いでしょう。
マイクロファイバークロスは速乾性にも優れているため、フロントガラスの拭き掃除にも便利です。表面の凹凸によって汚れ落ちも良くなる傾向にあるので、フロントガラスの掃除に適しています。
フロントガラスの具体的な掃除方法を紹介します。掃除の際は、肌トラブルを防ぐためにもゴム手袋を着用してから作業しましょう。
フロントガラスの内側と外側の2つに分けて掃除方法を解説します。
《用意するもの》
【掃除の手順】
《用意するもの》
【掃除の手順】
フロントガラスは常に清潔を保ちたいですが、毎日掃除をするのは大変です。普段から汚れの付着を予防し、きれいなフロントガラスを保ちましょう。
以下でフロントガラスの内側と外側の汚れを予防するポイントを紹介します。
フロントガラスの外側は雨風にさらされるので、どうしても汚れてしまいます。掃除の頻度を少なくしたい方は、定期的にコーティングしましょう。
ガラス撥水コーティングをすれば水を弾きやすくなるので、水垢などの水分が原因の汚れの蓄積を防止する効果に期待ができます。ワイパー音を低下させたり、フロントガラスの凍結を防止したりする効果にも期待ができるのも、コーティングの魅力です。
ホコリや砂、排気ガスの付着を防ぎたい方は、車体カバーを利用する方法もあります。長時間車を停める際は、必要に応じて車体カバーを使い、車を汚れから守りましょう。
フロントガラスはこまめに掃除することも大切です。視界が悪くなると運転にも影響を与えるので、定期的に洗車したり、フロントガラスの拭き掃除をしたりしながら汚れの付着を防いでください。
フロントガラスの内側も、こまめに拭き掃除をしましょう。マイクロファイバークロスなどの布で、いつでも気軽にホコリや汚れを拭き取れるように準備しておくと便利です。
ヤニ汚れが気になる方は、車内でタバコを吸うのを控えてみてください。飲食をした際は手をよく拭いてからモノに触れましょう。車内で飲食をすると手を洗うのが難しいので、ウェットティッシュなどすぐに手を拭けるアイテムを準備しておくと良いです。
フロントガラスだけではなく車内は定期的に掃除し、汚れの蓄積を防ぎましょう。
フロントガラスはどんなに予防していても汚れてしまいます。頑固な汚れになる前に拭き掃除や洗車を行い、きれいな状態を保ちましょう。汚れが目立ってからではなく、汚れが蓄積しないように定期的に掃除を行うのがポイントです。
精製水や無水エタノール、マイクロファイバークロスを活用しながら、掃除の手間を少しでも省くと作業が楽になります。
無水エタノールを使用する際は、必ず清掃対象となる製品のホームページや取り扱い説明書の清掃方法をよくご覧いただき、使用可能かご確認ください。また、無水エタノールは塗料などを変色させる可能性があるため、使用する際はその点にも注意しましょう。
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