ケンエーIC News

84号 血管およびインターベンショナル ラジオロジー処置のときの予防抗菌薬
PDFファイルで見る
欧州の心臓血管およびインターベンショナルラジオロジー学会(Cardiovascular and Interventional Radiological Society of Europe)およびカナダのインターベンショナルラジオロジー協会(Canadian Association for Interventional Radiology)が「成人および小児における、血管およびインターベンショナルラジオロジー処置のときの予防抗菌薬」のガイドラインを改訂した1)。ここで示された「血管およびインターベンショナルラジオロジーの処置のための抗菌薬レジメの提案」から重要部分を抜粋して紹介する[表]。

手術時に発生する切開部/創部の感染とは異なり、インターベンショナルラジオロジー(IR:interventional radiology)での感染性合併症は血流に細菌が接種された結果であることが殆どである。通常みられる機序として下記が挙げられる。

  1. 針、カテーテル、ワイヤーが血管アクセスのときに未滅菌の環境表面や皮膚の残存細菌叢に触れて汚染する。
  2. 針によって作られるトンネルの軌道が近隣の小血管を横切ることによって、細菌が侵入して血流に入り込む。
  3. 閉塞した内臓や膿瘍腔から血流に細菌が侵入する。
  4. 留置されているカテーテル腔の内外で細菌が増殖する。

従って、IR処置のための予防抗菌薬は「全身の炎症性反応(セプシスなど)」「外部異物(ステントなど)や塞栓術もしくはアブレーションのときに作られた壊死組織への細菌の接種」を防ぐために、細菌汚染を血流から取り除くことを目的としている。

経皮的なアクセスによる身体の自然の防御システムの破壊のサイズや数は限られているものの、身体内への病原体の侵入ポイントを完全に排除しているわけではない。処置が拡大して複雑になるに従って、また、患者数が増大するに従って、感染拡大を防ぐことを目的とした処置および処置前の予防策はIR患者の包括的管理での重要な要素となる。インターベンショナル室での標準予防策は手術室のものに匹敵しており、マキシマル・バリアプリコーションを維持することが含まれる。それには無菌環境、無菌操作の遵守、手指衛生の強調が含まれている。

[表]

処置 診断的血管造影検査および血管形成術
遭遇する可能性のある病原体 Staphylococcus aureus, Staphylococcus epidermis
ルチーンの予防が推奨されるか ? No
第一推奨抗菌薬 なし
提示される抗菌薬レジメン NA
その他の抗菌薬レジメン NA
処置 金属ステントの血管内留置術
遭遇する可能性のある病原体 S. aureus, S. epidermis
ルチーンの予防が推奨されるか ? No
第一推奨抗菌薬 なし
提示される抗菌薬レジメン NA
その他の抗菌薬レジメン NA
処置 動脈エンドグラフト
遭遇する可能性のある病原体 S. aureus, S. epidermis
ルチーンの予防が推奨されるか ? Yes
第一推奨抗菌薬 セファゾリン1~2gIV
提示される抗菌薬レジメン NA
その他の抗菌薬レジメン NA
処置 動静脈瘻およびグラフト血管形成術、ステント留置術、血栓除去術、コイル塞栓術
遭遇する可能性のある病原体 S. aureus, S. epidermis
ルチーンの予防が推奨されるか ? No
第一推奨抗菌薬 なし
提示される抗菌薬レジメン NA
その他の抗菌薬レジメン NA
処置 血管閉鎖デバイス
遭遇する可能性のある病原体 S. aureus, S. epidermis
ルチーンの予防が推奨されるか ? No
第一推奨抗菌薬 なし
提示される抗菌薬レジメン NA
その他の抗菌薬レジメン NA
処置 子宮動脈閉塞術
遭遇する可能性のある病原体 S. aureus, S. epidermis, Streptococcus spp., Escherichia coli, 膣細菌叢
ルチーンの予防が推奨されるか ? Yes
第一推奨抗菌薬 コンセンサスなし
提示される抗菌薬レジメン セファゾリン1~2gIV
その他の抗菌薬レジメン
  1. クリンダマイシン900mgIV+ゲンタマイシン1.5mg/kg
  2. アンピシリン2gIV
  3. アンピシリン/スルバクタム1.5‒3gIV
  4. (卵管水腫の女性には)ドキシサイクリン100mgを1日2回で7日
処置 肝閉塞術および化学塞栓術
遭遇する可能性のある病原体 S. aureus, S. epidermidis, 腸管細菌叢:嫌気性菌(Bacteroides spp.など), Enterococcus spp., 腸内細菌科細菌(E. coli, Klebsiella spp., Lactobacillus spp.), Candida spp.
ルチーンの予防が推奨されるか ? Yes
第一推奨抗菌薬 コンセンサスなし
提示される抗菌薬レジメン オディ括約筋が機能していれば

  1. アンピシリン/スルバクタム1.5‒3gIV(肝臓化学塞栓術)
  2. セファゾリン1g+メトロニダゾール500mgIV(肝臓化学塞栓術)
  3. アンピシリン2gIV+ゲンタマイシン1.5mg/kg(肝臓化学塞栓術)
  4. セフトリアキソン1gIV(肝臓化学塞栓術もしくは、腎臓、脾臓塞栓術)
その他の抗菌薬レジメン オディ括約筋が機能しないとき

  1. モキシフロキサシン内服400mg/日を処置前3日および処置後17日を継続する
  2. レボフロキサシン500mg/日+メトロニダゾール500mgを1日2回を化学塞栓術後2週間で開始し、化学塞栓術の前日の午後1、2、11時にネオマイシン1g+エリスロマイシン塩基1gの内服での腸管前処置をおこない、処置前にセフトリアキソン1gIVを投与する
  3. アンピシリン/スルバクタム1.5‒3gIV
  4. セファゾリン1‒2gIVをメトロニダゾール500mgIVとともに処置前に投与し、其の後、退院後5日はアモキシシリン/クラブラン酸を投与する
処置 放射線塞栓術
遭遇する可能性のある病原体 S. aureus, S. epidermidis, 腸管細菌叢:嫌気性菌(Bacteroides spp.など), Enterococcus spp., 腸内細菌科細菌(E. coli, Klebsiella spp., Lactobacillus spp.), Candida spp.
ルチーンの予防が推奨されるか ? コンセンサスなし
第一推奨抗菌薬 コンセンサスなし
提示される抗菌薬レジメン オディ括約筋が機能していれば:不要
その他の抗菌薬レジメン
    胆嚢動脈近くに注入するとき:シプロフロキサシン500mgを1日2回を5日;オディ括約筋が機能しないとき、

  1. モキシフロキサシン内服400mg/日を放射線塞栓術の2日前に始め、其の後10日間を継続する
  2. モキシフロキサシン内服400mgを放射線塞栓術の3日前にはじめ、其の後18日継続する
処置 消化管塞栓術
遭遇する可能性のある病原体 Streptococcus, Staphylococcus;もし、血性胆汁のエビデンスがあれば:腸内細菌科細菌(E. coliなど), Enterococcus spp., 嫌気性菌
ルチーンの予防が推奨されるか ? 平均的リスクの患者ではNo;血性胆汁の患者では抗菌薬が推奨される
第一推奨抗菌薬 コンセンサスなし
提示される抗菌薬レジメン
  1. セフトリアキソン1gIV
  2. アンピシリン/スルバクタム1.5‒3gIV
  3. セフォテタン1gIV+メズロシリン4gIV
  4. アンピシリン2gIV+ゲンタマイシン1.5mg/kgIV
  5. ペニシリンアレルギーならば、バンコマイシンもしくはクリンダマイシンおよびアミノグリコシド系を使用する
その他の抗菌薬レジメン NA
処置 脾機能亢進症に対する脾臓部分塞栓術
遭遇する可能性のある病原体 Streptococcus, Staphylococcus
ルチーンの予防が推奨されるか ? 脾臓の>70%が塞栓されると予想されるときには抗菌薬が推奨される
第一推奨抗菌薬 コンセンサスなし
提示される抗菌薬レジメン
  1. ゲンタマイシン10mg/kg/日、セフォキシチンナトリウム100mg/kg/日を術前2時間前に開始し、術後5日以上の継続とする。塞栓領域をペニシリン100万単位およびゲンタマイシン40mgで浸漬することも推奨される
  2. セフォペラゾン1gを術後は12時間毎に5日以上継続する
  3. 塞栓粒子はゲンタマイシン(16mg)に浮遊させ、アモキシシリン/クラブラン酸IV(3g/日)およびオフロキサシン(400mg/日)の5日コースを併用する
その他の抗菌薬レジメン NA
処置 完全埋め込み式中心静脈アクセスポート
遭遇する可能性のある病原体 S. aureus, S. epidermidis
ルチーンの予防が推奨されるか ? No
第一推奨抗菌薬 コンセンサスなし
提示される抗菌薬レジメン セファゾリン1~2g
その他の抗菌薬レジメン NA
処置 トンネル型透析カテーテル
遭遇する可能性のある病原体 S. aureus, S. epidermidis
ルチーンの予防が推奨されるか ? Yes
第一推奨抗菌薬 コンセンサスなし
提示される抗菌薬レジメン セファゾリン1~2g
その他の抗菌薬レジメン NA
処置 その他の中心静脈アクセスカテーテル(非トンネル型透析カテーテルなど)
遭遇する可能性のある病原体 S. aureus, S. epidermidis
ルチーンの予防が推奨されるか ? No(例外:免疫不全などのハイリスク患者)
第一推奨抗菌薬 コンセンサスなし
提示される抗菌薬レジメン セファゾリン1~2g
その他の抗菌薬レジメン NA
処置 下肢表在静脈不全治療
遭遇する可能性のある病原体 S. aureus, S. epidermidis
ルチーンの予防が推奨されるか ? No
第一推奨抗菌薬 なし
提示される抗菌薬レジメン NA
その他の抗菌薬レジメン NA
処置 下大静脈フィルター留置術
遭遇する可能性のある病原体 S. aureus, S. epidermis
ルチーンの予防が推奨されるか ? No
第一推奨抗菌薬 なし
提示される抗菌薬レジメン NA
その他の抗菌薬レジメン NA
処置 下大静脈フィルター回収術
遭遇する可能性のある病原体 S. aureus, S. epidermidis, 嫌気性菌を含む多微生物性の大腸細菌叢の可能性がある
ルチーンの予防が推奨されるか ? No(例外:腸管穿孔のある下大静脈フィルターフィルターが埋め込まれた患者)
第一推奨抗菌薬 コンセンサスなし
提示される抗菌薬レジメン NA
その他の抗菌薬レジメン NA
処置 血栓溶解術
遭遇する可能性のある病原体 S. aureus, S. epidermis
ルチーンの予防が推奨されるか ? No
第一推奨抗菌薬 なし
提示される抗菌薬レジメン NA
その他の抗菌薬レジメン NA
処置 血管奇形
遭遇する可能性のある病原体 S. aureus, S. epidermis
ルチーンの予防が推奨されるか ? Yes
第一推奨抗菌薬 なし
提示される抗菌薬レジメン
  1. 成人にはセファゾリン1‒2g
  2. 小児患者にはセファゾリン25mg/kg
  3. 口腔内病変にはクリンダマイシン10mg/kg
その他の抗菌薬レジメン NA
処置 精索静脈瘤血栓術(経カテーテル的)
遭遇する可能性のある病原体 S. aureus, S. epidermis
ルチーンの予防が推奨されるか ? No
第一推奨抗菌薬 なし
提示される抗菌薬レジメン なし
その他の抗菌薬レジメン NA
処置 経頸静脈的肝内門脈大循環短絡術
遭遇する可能性のある病原体 S. aureus, Enterococcus faecalis, E. coli, Klebsiella spp., Lactobacillus acidophilus, Gemella morbillorum, Acinetobacter spp., Streptococcus sanguinis, Streptococcus gallolyticus, Candida albicans
ルチーンの予防が推奨されるか ? Yes
第一推奨抗菌薬 コンセンサスなし
提示される抗菌薬レジメン
  1. セフトリアキソン1gIV
  2. アンピシリン/スルバクタム1.5‒3g
その他の抗菌薬レジメン NA
処置 経皮経肝胆汁ドレナージおよび胆嚢瘻造設術
遭遇する可能性のある病原体 Enterococcus spp., Candida spp., 好気性グラム陰性桿菌, Streptococcus viridans, E. coli, Clostridium spp.; Klebsiella,Pseudomonas, Bacteroides spp., 特に、肝結石症を含む進行性の胆嚢疾患の症例
ルチーンの予防が推奨されるか ? 新規の留置およびルチーン交換ではYes
第一推奨抗菌薬 コンセンサスなし
提示される抗菌薬レジメン
  1. セフトリアキソン1gIV
  2. アンピシリン/スルバクタム1.5‒3gIV
  3. セフォテタン1gIV+メズロシリン4gIV
  4. アンピシリン2gIV+ゲンタマイシン1.5mg/kgIV
その他の抗菌薬レジメン NA
処置 経皮的腎瘻チューブ
遭遇する可能性のある病原体 E. coli, Proteus, Klebsiella, Enterococcus spp.
ルチーンの予防が推奨されるか ? Yes(例外:低リスク患者でのルチーンのカテーテル交換)
第一推奨抗菌薬 コンセンサスなし
提示される抗菌薬レジメン
  1. セフトリアキソン1‒2gIV(単回)
  2. アンピシリン/スルバクタム1.5‒3gIV(6時間毎)+ゲンタマイシン5mg/kgIV(単回)
その他の抗菌薬レジメン NA
処置 胃瘻管留置術
遭遇する可能性のある病原体 プッシュ式:S. aureus, S. epidermis, プル式:S. aureus, S. epidermidis, 口腔咽頭細菌叢(例:S. viridans(非溶血性), Lactobacillus spp., non-diphtheroid Corynebacterium spp., 嫌気性菌Bacteroides spp., Actinobacillus spp.)
ルチーンの予防が推奨されるか ? プッシュ式およびプル式ではYes
第一推奨抗菌薬 プッシュ式:セファゾリン単回、プル式:セファゾリン/セファレキシン6日間
提示される抗菌薬レジメン プッシュ式:セファゾリン1‒2gもしくはクリンダマイシン
(ペニシリンアレルギーの場合

  1. セファゾリン1‒2gを処置前に投与し、其の後、セファレキシン500mgを経口/胃瘻注入で1日2回を5日
  2. 処置時にクリンダマイシン600mgを投与し、其の後、クリンダマイシン600mgを経口で1日2回を5日投与する
その他の抗菌薬レジメン NA
処置 肝臓腫瘍アブレーション
遭遇する可能性のある病原体 S. aureus, S. epidermidis, E. coli, Clostridium perfringens, Enterococcus spp.
ルチーンの予防が推奨されるか ? Yes、特にハイリスク患者(胆管腸吻合術の既往、肝硬変、糖尿病など)
第一推奨抗菌薬 コンセンサスなし
提示される抗菌薬レジメン 低リスク患者にはセファゾリン1~2gIV
その他の抗菌薬レジメン ハイリスク患者では、

  1. レボフロキサシン内服500mg/日+メトロニダゾール内服500mgの1日2回をアブレーションの2日前に開始し、アブレーション後14日の継続する。それに加えて、アブレーション前日の午後1、2、11時にネオマイシン1gおよびエリスロマイシン塩基1gを内服する
  2. アンピシリン/スルバクタム1.5gIV
  3. グラム陽性菌をカバーするために、バンコマイシンもしくはクリンダマイシンを用い、グラム陰性菌をカバーするためにゲンタマイシンを用いる
処置 腎臓腫瘍アブレーション
遭遇する可能性のある病原体 E. coli, Proteus, Klebsiella spp.
ルチーンの予防が推奨されるか ? No(例外:尿路上皮保菌のある患者)
第一推奨抗菌薬 コンセンサスなし
提示される抗菌薬レジメン セフトリアキソン1gIV
その他の抗菌薬レジメン  
処置 その他の腫瘍のアブレーション(肺、副腎、骨など)
遭遇する可能性のある病原体 皮膚および呼吸器の細菌叢
ルチーンの予防が推奨されるか ? コンセンサスなし
第一推奨抗菌薬 コンセンサスなし
提示される抗菌薬レジメン セファゾリン1~2gIV
その他の抗菌薬レジメン NA
処置 経皮的膿瘍ドレナージ
遭遇する可能性のある病原体 多微生物性
ルチーンの予防が推奨されるか ? 抗菌薬がまだ投与されていなければYes
第一推奨抗菌薬 膿瘍の部位が、これから遭遇する病原体に影響する
提示される抗菌薬レジメン 腹腔内感染症には単剤レジメン:メロペネム、イミペネム/シラスタチン、ドリペネム、ピペラシリン/タゾバクタム
その他の抗菌薬レジメン シプロフロキサシン、レボフロキサシン、セフタジジム、アンピシリン/スルバクタム、セフェピムと併用してメトロニダゾールを使用する
処置 穿刺術および胸腔穿刺術
遭遇する可能性のある病原体 S. aureus, S. epidermidis, S. viridans
ルチーンの予防が推奨されるか ? No
第一推奨抗菌薬 NA
提示される抗菌薬レジメン NA
その他の抗菌薬レジメン NA
処置 経皮的生検
遭遇する可能性のある病原体 経直腸的なグラム陰性桿菌 Enterococcus spp., E. coli, Bacteroides spp., その他の嫌気性菌
ルチーンの予防が推奨されるか ? No(例外:経直腸的前立腺生検)
第一推奨抗菌薬 コンセンサスなし
提示される抗菌薬レジメン 経直腸的前立腺生検には:シプロフロキサシン500mg+ゲンタマイシン1.5mg/kg
その他の抗菌薬レジメン
  1. セフトリアキソン1g+ゲンタマイシン1.5mg/kg
  2. トリメトプリム160mg/スルファメトキサゾール800mgを生検の1時間前に1回内服する
処置 経皮的椎体充填術
遭遇する可能性のある病原体  
ルチーンの予防が推奨されるか ?  
第一推奨抗菌薬 セファゾリン1~2g
提示される抗菌薬レジメン  
その他の抗菌薬レジメン  
処置 唾液腺ボトックス注射
遭遇する可能性のある病原体 S. aureus, S. epidermis
ルチーンの予防が推奨されるか ? No
第一推奨抗菌薬 NA
提示される抗菌薬レジメン NA
その他の抗菌薬レジメン NA
処置 経皮的盲腸瘻造設術の挿入物
遭遇する可能性のある病原体 多微生物性ー大腸細菌叢からの嫌気性菌, S. aureus, S. epidermidisを含む
ルチーンの予防が推奨されるか ? Yes
第一推奨抗菌薬 コンセンサスなし
提示される抗菌薬レジメン
  1. セフォキシチン30mg/kg単回予防投与:複雑な挿入の場合に限って、抗菌薬の3剤レジメンを加える。この場合、ゲンタマイシン2.5mg/kgIV、メトロニダゾール10mg/kgIV、アンピシリン20mg/kgIVを処置の前および処置後2日間を投与し、其の後はメトロニダゾール内服10mg/kgを合計5日継続する
  2. 予防的にゲンタマイシン2.5mg/kgIV、メトロニダゾール10mg/kgIV、アンピシリン20mg/kgIVを処置の前および処置後2日間に投与し、其の後はメトロニダゾール内服10mg/kgを合計5日継続する
  3. 予防的にゲンタマイシン2.5mg/kgIVおよびメトロニダゾール10mg/kgIVを処置の前および処置後2日間に投与する
その他の抗菌薬レジメン NA
処置 骨インターベンション(類骨骨腫アブレーション、硬化療法)
遭遇する可能性のある病原体 S. aureus, S. epidermis
ルチーンの予防が推奨されるか ? No
第一推奨抗菌薬 NA
提示される抗菌薬レジメン NA
その他の抗菌薬レジメン NA

IV=血管内投与(intravenous)、NA=該当しない(not applicable)