カバくんコラム

2023.09.26

うがいの回数は何回が適切?
タイミングやウイルス予防方法についても解説

日頃の健康ケアとしてうがいを取り入れている方は多いかもしれません。

うがいは何回行うのが適切なのか、うがいをすることで期待できる効果などを紹介します。また、うがい以外にも有効な感染対策方法も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

うがいの効果とは

感染対策の1つにうがいが挙げられます。うがいには一体どのような効果があるのか、理解した上で行いたいですよね。

うがいをすることで期待できる効果を以下で詳しく解説します。

風邪の予防

うがいはのどに付着した微生物を流し去るため、一般的な風邪を予防する効果が期待できるといわれています。

完全に風邪をひかないようにすることはできませんが、風邪予防の1つとしてうがいの習慣をつけておくと良いでしょう。

口腔内の洗浄

うがいをすることでのどや口腔内にある細菌を洗いながす効果に期待ができます。
食べカスを洗い流すこともできるので、口の中がスッキリします。

口腔内を清潔に保つことで虫歯や歯周病の予防にも期待ができるでしょう。

のどの乾燥予防

のどや口の中が乾燥すると異物を外に運び出すはたらきが鈍くなり、風邪やウイルスに感染しやすくなることがあります。

しかし、うがいをすることでのどや口の中の乾燥予防ができるため、風邪やウイルスに感染しにくくなります。

うがいをするタイミングはいつ?

うがいをする適切なタイミングがわからない方も多いかもしれません。うがいをするタイミングは、外出先から帰宅したとき、食前食後、口の中が乾燥しているとき、起床後などがよく挙げられます。

外出すると外気や他人から細菌、ウイルスやホコリなどの異物を受け取ってしまうことがあるため、帰宅時はとくに習慣づけると良いでしょう。

また、食べ物と一緒に異物を飲み込まないように食前のうがいや、口腔内の乾燥予防、寝ている間に増殖した口内細菌の除去として起床時のうがいも大切です。

ガラガラうがいはのどに対して、ぶくぶくうがいは口の中に対しての方法なので、目的に応じて使い分けると良いでしょう。

うがいの回数(目安)

うがいの回数は一般的には3回繰り返すことが多いです。一部医療機関で紹介されている一例として、のどに痛みがある場合は1回目がぶくぶくうがいで、2回目と3回目はガラガラうがいをします。

口が乾燥している場合は、1回目、2回目はぶくぶくうがいで、3回目はガラガラうがいをします。

ただし、歯磨き後のうがいは別の考えで、少量の水で1~2回としましょう。歯磨き粉にはフッ素など、歯を保護する成分が配合されていることがあり、うがいをしすぎるとその成分が流れてしまいます。うがいのし過ぎにも注意が必要な場合があることを覚えておきましょう。

うがい以外でもウイルス対策をしよう

風邪や感染症対策のためにうがいを取り入れるのはもちろん良いですが、うがいだけでは完全に予防することはできません。

ここから紹介する対策もあわせて風邪予防をしましょう。

うがいと手洗いはセットで行う

感染症は手を介して人から人へと感染していくといわれています。手に付着した汚れや細菌・ウイルスを洗い流すことはとても重要です。

手洗いでは手を介して周囲に感染症を広げることを防ぎ、うがいでは自身に入り込んできた異物を流し出すことができます。

また、手洗いは丁寧に行うよう意識しましょう。しっかり洗っているつもりでも洗い残してしまう部分は多くあります。

とくに指の間、指先、爪の間、親指で手洗いミスが起こりやすいといわれています。
以下の手順を参考に手洗いを意識してみましょう。

手指消毒を行う

手指のアルコール消毒も感染予防効果に期待ができます。ウイルスの中でもエンベロープウイルスと呼ばれる膜があるタイプのウイルスは、その外膜を壊すことで消毒効果を示します。

水道がないような手洗いができない環境でも手指消毒なら行えますので、外出の際は携帯できるアルコール消毒を持っていると良いでしょう。

人混みを極力避ける

人混みを避け、感染リスクを回避することも1つの手段です。感染症が流行している時期や、感染が心配なときはなるべく人が多く集まるところに行かないように工夫してみましょう。

人混みにいると飛沫感染や接触感染のおそれがあるので、それを避けることが対策になります。

適度な換気と湿度調整

室内でウイルスをとどめないためにも、適度に換気を行いましょう。換気扇の活用や、窓を開けて風がとおり抜けるようにすると良いです。

また、湿度を保つことも大切で、空気が乾燥すると口やのども乾燥し、気道粘膜の防御機能を低下させる可能性があります。湿度は50~60%を保つよう心がけるようにしましょう。

うがい方法や回数を参考にウイルス対策を行おう

うがいは一般的な風邪の原因となるウイルス類の感染を防ぐ効果に期待ができるといわれています。うがいをすることで、口腔内を清潔に保つほか、のどの乾燥を防ぐ効果にも期待ができます。

起床後や食前、外出先から帰宅した際はうがいをするクセをつけると良いでしょう。また、うがい以外の対策も適切に行って風邪やウイルスの感染対策をしましょう。

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