2022.09.30
うがいはウイルス予防に効果がある?適切なやり方とタイミングまで徹底解説
ウイルス予防には手洗いとうがい、とよく言われますが、うがいはウイルス予防に効果があるのか、どのようなタイミングで行えば良いのかわからない方は多いかもしれません。
そこで今回はうがいの効果や、適切なやり方とタイミングについて紹介します。
▼うがいの効果
うがいをすると、口の中に水流ができます。その水流は、喉に付着した菌やウイルスを洗い流してくれる効果があります。
また、喉に付着した菌やウイルスを洗い流すことは、風邪や感染症を予防する効果があります。
▼うがいをするタイミングは?
うがいはどのタイミングで行えば良いのか、わからない方も多いかもしれません。以下ではうがいをするタイミングを紹介します。
・帰宅した時や人が多い場所に行ったあと
・食事前
・起床時
・空気が乾燥しているとき
人が多い場所に行ったあとは喉にウイルスが付着している可能性があります。そのままウイルスが体内に入ってしまうのを防ぐためにも、食事前にうがいをすると良いでしょう。
また、起床時や空気が乾燥している場合、口内でウイルスが繁殖している可能性があるため、うがいをするようにしましょう。
▼うがいの適切なやり方と回数
ここからはうがいの適切なやり方、回数について紹介します。以下の順序で適切なうがいをするようにしましょう。
➀手にウイルスがついている可能性があるため、石けんで手洗いをします。
➁清潔なコップに水を入れ、口を洗い流すように、ブクブクとしてから吐き出します。
➂もう1度水を口に含み、上を向いて「あー」「おー」と声を出しながら15秒程度ガラガラとうがいをします。ガラガラうがいは2、3度行いましょう。
うがい薬を使う場合
ドラッグストアなどで購入できるうがい薬には、成分としてポビドンヨードが配合されているものがあります。
ポビドンヨードは、細菌や真菌、ウイルスなどの微生物に対して殺菌・消毒効果があるといわれています。
甲状腺の病気を患っている方、アレルギー体質の方は医師に相談してから使用するようにしましょう。
また、うがい薬の使用量は多ければ良いというものでもありません。用法用量はきちんと守りましょう。
▼うがい以外のウイルス対策
ウイルス対策はうがいだけではできません。ほかの対策もあわせて行いましょう。ここではうがい以外の対策を紹介します。
手洗いはうがいとセットで行う
うがいとセットで行うウイルス対策は、手洗いです。
手洗いは汚れやウイルスを取り除く方法で、感染症や食中毒の予防にも効果があります。石けんを泡立てたら、指の間や手首、爪のなかまでしっかり洗い、流水で流しましょう。
外出先でもできる手指の消毒
ウイルスが付着した手で、目や口などの粘膜を触ると感染することがあります。外出先でも、こまめに手指を消毒しましょう。
とくに、電車や公共のエレベーターなど、いろいろな人が触るものを触った後は、消毒するよう、心がけてください。
適度な換気
部屋の換気をすると、空気中のウイルスの数を減らすことができます。
頻度は1時間に5~10分程度喚起すると良いでしょう。キッチンの換気扇をつけるのも、換気方法の1つです。
部屋を加湿する
インフルエンザなどのウイルスは、湿度が高くなると動きが鈍くなるものもあります。湿度は50~60%を目安に加湿すると良いでしょう。
ただし夏場は28度、湿度が70%以上になると熱中症のリスクがあるため、注意しましょう。
▼うがいは適切なタイミングとやり方で行おう
うがいは帰宅時や食事前などのタイミングで行いましょう。うがいの前は手洗いすることが大切です。うがいのやり方は、ブクブクうがいをしてから、ガラガラうがいを2~3回繰り返してください。
ウイルス対策は、うがいだけでなく手洗いや手指の消毒などとあわせて行うようにしましょう。