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コラム
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2022.07.13

乾燥肌・スキンケア

【医師監修】毛穴の汚れを取る方法は?目立つ原因や間違ったケア方法も紹介

肌悩みの中でも、毛穴が汚れて目立ってしまうというお悩みを持つ方は多いかもしれません。毛穴の汚れを改善するためには、まず毛穴が汚れる原因を把握することが大切です。

今回は毛穴が目立つ原因や、毛穴の汚れを取る方法、間違ったケア方法を紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

毛穴が汚れる主な原因

毛穴は、産毛が生えてくる穴のことですが、毛穴は毛が生えるだけでなく、汗や皮脂を出し、肌の状態を正常に保つという重要な役割も持っています。

ここでは毛穴が汚れる主な原因を説明していきます。

皮脂の過剰分泌

皮脂が過剰に分泌されると、通常時は閉じているはずの毛穴が開くことがあります。

皮脂が過剰分泌される要因は、乾燥や食事、ホルモンバランスの乱れなどさまざまです。皮脂は毛穴のつまりの原因になるため、適切なケアが必要です。

肌の乾燥

肌が乾燥していると皮脂が過剰分泌し、毛穴の汚れの原因になることがあります。

肌が乾燥すると、毛穴周辺の皮膚の硬くなり、肌から排除されるべき角質や皮脂が溜まりやすくなり、剥がれ落ちた角質が毛穴に詰まる場合もあります。

メイク汚れ

メイクを落とさないことで、剥がれ落ちた角質と混ざり毛穴の汚れの原因になります。

メイクはクレンジングでオフし、洗い残しがないように丁寧に落としましょう。とくにファンデーションは、使い方次第で毛穴の汚れの原因になってしまいます。

たとえ面倒でもその日のうちにメイクは落としましょう。

ターンオーバーの乱れ

肌は古くなった角質を剥がれ落とすため「ターンオーバー」というサイクルを繰り返しています。

ターンオーバーが乱れると、古い角質が溜まって角栓ができます。角栓は毛穴を詰まらせ、空気に触れることで酸化し、黒くなる特徴があります。毛穴の黒ずみが気になる場合は角栓が原因になります。

毛穴の開き

通常閉じていなければならない毛穴が皮脂の過剰分泌により、開いたままになった状態のことを指します。

毛穴は開くと、皮脂や角質などの汚れが溜まりやすくなります。毛穴が開いたところに汚れが溜まることで、さらに毛穴の開きが悪化してしまいます。悪循環を繰り返さないよう、適切なケアをすることが大切です。

毛穴の汚れを取る方法は?

普段の洗顔では、毛穴の汚れは完全に取りきれないことがあります。日常で取り入れられる毛穴の汚れを取る方法を紹介していきます。

蒸しタオルで毛穴の汚れが落ちやすくする

毛穴の汚れを落としやすくする方法の1つに、洗顔の前に蒸しタオルを使う方法があります。

清潔なフェイスタオルを濡らしてから軽く絞り、電子レンジを500Wに設定し30秒~1分ほど温めます。蒸しタオルを毛穴の気になる部分を中心にあて、3分ほど温めると毛穴が開いて汚れが落ちやすくなります。

蒸しタオルを使う際、タオルが熱くなることもあるので、やけどしないように気をつけましょう。

肌に合った保湿をする

毛穴の汚れに影響する皮脂量を整えるためには、保湿ケアも大切です。

ただしオイリー肌の場合、皮脂が過剰に出ていることもあるため、自身の肌タイプに合った、スキンケア商品を選ぶと良いでしょう。

乾燥が気になる方は、肌の状態を見ながら保湿剤を使うのも1つの方法です。

紫外線対策をする

皮脂が過剰に分泌された肌が紫外線にさらされると、皮脂が酸化して毛穴の黒ずみの原因になることがあります。

また、紫外線は毛穴のまわりをドーナツ型に黒ずませることもあるため、毛穴に詰まった角栓の黒ずみと別の黒ずみが生じてしまう可能性があります。普段から日焼け止めを塗って、紫外線対策をしましょう。

間違った毛穴汚れのケア方法

毛穴の汚れが気になると、ついさまざまなセルフケアをしてみたくなるかもしれません。

しかし間違った毛穴の汚れケア方法をすると、毛穴の状態の悪化につながることもあります。ここからは間違った毛穴汚れのケア方法を紹介するので、普段のスキンケアを見比べてみましょう。

洗顔で強くこする

毛穴の汚れが気になるからといって、洗顔時に強くこすると肌にダメージを与えてしまいます。

また、過剰な洗顔は肌を乾燥させ、さらなる皮脂の過剰分泌を招く可能性もあります。肌にトラブルがある場合、スクラブ入りや、ピーリング効果のある洗顔料の使用は様子を見ながら使用する避けるよ うにしましょう。

毛穴パックを頻繁に使う

手軽にできる毛穴の汚れケアの1つが剥がすタイプの毛穴パックです。

一気に毛穴が除去できるため、一見スッキリしたように見えますが、毛穴パックを過剰に使用してしまうと、かえって毛穴が広がってしまい、さらに汚れが溜まりやすくなる可能性があります。

毛穴パックを使用する場合は適切な頻度で行いましょう。

指で角栓を押し出す

毛穴の汚れを出そうと、指で押すのはNGです。指で押し出す行為は、肌への刺激が強いうえに、毛穴まわりの皮膚を傷つける可能性もあります。

また、無理に角栓を押し出すことで毛穴が開いたままになってしまうリスクもあるので、このような行為は避けましょう。

毛穴を目立たなくさせるには内側からのケアも大切

毛穴の汚れは皮脂の過剰分泌や、ターンオーバーの乱れなどが影響しています。皮脂の分泌とターンオーバーが正常に行われるためには、体の内側からのケアも大切です。

ここでは毛穴が目立たない肌を目指すための内側からのケア方法を紹介していきます。

脂質と糖質の少ないバランスの良い食生活を心がける

食べ物は皮脂量に影響するため、揚げ物など脂が多い食事は控えましょう。適切な量であれば脂質や糖質も体には必要な栄養素ですが、多く摂り過ぎないように意識すると良いでしょう。

また、タンパク質やビタミン、ミネラルをバランス良く摂ることを意識すると良いです。

十分な睡眠を取る

睡眠は肌のターンオーバーを整えるためにとても大切です。

睡眠中に肌を修復する成長ホルモンが分泌されるため、なるべく同じ時間に睡眠するようにして睡眠の質を上げましょう。

ストレスを溜め込まない

ストレスを感じると、自律神経が乱れ、肌のターンオーバーの乱れの原因になります。

ストレッチやウォーキングなどの運動をしたり、湯船につかってリラックスしたりすることでストレスを緩和させることができます。自身に合った方法を試してみましょう。

毛穴の汚れは原因を理解して対策しよう

毛穴の汚れは、種類も原因もさまざまです。まずは自身の毛穴汚れの原因を理解することが大切です。原因を理解した上で、それに合った対策をしていきましょう。

洗顔や化粧水などのスキンケアはもちろん大切ですが、内側からもケアも心がけ、毛穴の目立たない肌を目指しましょう。

川﨑医師よりコメント

毛穴つまりを自己処置するとかえって悪化する場合があります。定期的に医療機関やエステなどの機器で処置したり、日頃から適切な化粧品を使用し、毛穴つまりができないように心がけるのが大切です。

川﨑加織

監修者

医師:川﨑加織

皮フ科かわさきかおりクリニック院長。医学博士、日本皮膚科学会認定皮膚科専門医、日本抗加齢医学会専門医。
兵庫医科大学病院初期研修医、皮膚科入局からキャリアをスタートし、病院やクリニック勤務を経て、現クリニックを開院。 皮膚科専門医として、女性医師として、母として、患者さんの心と身体に寄り添うことを信条としている。

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