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コラム
COLUMN

2022.01.25

乾燥肌・スキンケア

【医師監修】乾燥肌向けメイクでおすすめの方法は?コスメの選び方も紹介!

乾燥肌向けメイクでおすすめの方法は?コスメの選び方も紹介!

乾燥肌に悩む女性は、メイクの仕上がりでも悩んでいる方が多いのではないでしょうか。

ファンデーションやアイシャドウが肌になじまなかったり、全体的にメイクが浮いているように感じたりと、不満を持っている方も多いかもしれません。

しかし、メイク前のケアやメイク方法を工夫すれば、乾燥肌特有の悩みが解決する可能性があります。

今回は乾燥肌向けのメイク方法やコスメの選び方を紹介します。メイクの仕上がりに満足していない方は、ぜひ参考にしてください。

乾燥肌の方が抱えるメイクの悩みとその理由

乾燥肌はメイクが崩れやすい傾向があり、時間が経つとせっかくきれいに仕上がったスタイルが台無しになるといったケースも多いかもしれません。

メイクが崩れやすい原因は、肌の乾燥による水分不足や皮脂の過剰分泌が要因と考えられます。

特に皮脂腺が少ない目や鼻筋、口周り、頬からあごにかけたUゾーンは肌が乾燥しやすい部位なので、メイク崩れが気になる方も多いのではないでしょうか。

メイクをしっかり肌に密着させたい方は、保湿を意識するとよいです。スキンケア方法を見直したり、基礎化粧品やコスメを見直したりして肌の保湿を心掛けてみましょう。

そもそも乾燥肌になる原因は?

乾燥肌の原因はさまざまなことが考えられます。乾燥肌の要因が重なると角質層がダメージを受け、肌のバリア機能が弱まることがあります。

バリア機能が低下すると肌内部の水分が蒸発し、肌が水分不足の状態となります。

乾燥肌の原因の1つは加齢です。年齢を重ねるごとに皮脂の分泌量が減少し、バリア機能が低下して乾燥肌となります。

睡眠不足や食生活の乱れなどの生活習慣の乱れも肌のターンオーバーが乱れ、バリア機能が働かなくなるので注意しましょう。

また、間違ったスキンケアや紫外線などによる外部からの刺激も肌のバリア機能を弱める原因です。乾燥肌を予防するためにも、この機会に生活習慣やスキンケア方法を見直してみてはいかがでしょうか。

乾燥肌向けのメイクにはどんなアイテムを選べばよい?

メイク崩れやヨレが気になる方は、乾燥肌に適したコスメを選ぶことが大切です。コスメの使用感は人によって異なるため、値段や成分だけに捉われずに色々な商品を試してみると良いかもしれません。

使用感がわからないアイテムは、試供品やテスターを活用して商品を選んでみてはいかがでしょうか。

ここからは、コスメの選び方を紹介しますので、以下3つのポイントを参考にお気に入りのアイテムを見つけましょう。

油分や保湿成分が含まれたもの

乾燥肌の方は肌の油分や水分が不足しているため、コスメは油分や保湿成分が含まれた商品が向いています。肌の表面に適度な油分があると水分の蒸発を防ぐ効果にも期待ができます。

化粧下地やファンデーションなどのベースメイクは肌の表面にフタをする役割があるため、乾燥が気になる季節は活用しましょう。

乾燥肌は保湿成分も不足しているため、コスメも保湿成分が含まれた商品がおすすめです。

なかでもヒアルロン酸やコラーゲン、セラミド、アミノ酸類は肌の保湿効果に期待ができます。コスメを購入する際は、配合成分にも注目してみてください。

香料や防腐剤など肌の刺激となる成分が含まれていないもの

乾燥肌になると肌のバリア機能が低下し、外部からの刺激に敏感になる傾向があります。肌を労わるためにも、コスメは刺激となる成分が含まれていない商品を選びましょう。

香料や防腐剤、アルコールや界面活性剤、鉱物油はデリケートな肌には刺激となる場合があるので注意が必要です。

普段使用しているコスメも、乾燥肌になると刺激に感じる場合があるので、肌の調子に合わない場合は使用を控えるようにしましょう。

コスメの中でもリキッドファンデーションは水分や油分が多く含まれていますが、成分を保つために防腐剤や酸化防止剤が使われているのでデリケートな肌には合わない場合があります。

肌が乾燥している方は油分や保湿成分に注目しながらも、添加物の少ないコスメを選びましょう。ベースメイクはパウダーファンデーションなどを活用するなどしながら、肌に優しいメイクを心掛けてください。

紫外線対策ができるもの

紫外線を浴びると皮膚の中で活性酸素が発生し、細胞にダメージが加わることで乾燥肌だけでなくシワ、たるみの原因にもつながります。乾燥肌を悪化させないためにも、日頃から紫外線対策を行いましょう。

化粧下地やファンデーションなどのベースメイクは、紫外線の刺激から守るために日焼け止め成分が含まれた商品を選ぶと良いです。紫外線は1年中降り注いでいるため、季節に限らずしっかりと対策してください。

化粧下地になる日焼け止め商品も多数販売されているので、コスメと合わせて使うのもよいです。

ベースメイクを選ぶ際は、日焼け止め成分の「SPF」や「PA」が配合されたコスメをチェックしてください。

乾燥肌におすすめのメイク方法を紹介

化粧下地やリキッドファンデーションなど、肌の上で伸ばすコスメは肌に強く擦りつけると刺激となる場合があります。

肌を傷めないためにも、メイクは力を入れずに優しく行いましょう。摩擦を最小限にするように意識しながらメイクするのがコツです。

ファンデーションのパフで肌を強めに擦ると、摩擦となるので注意してください。肌への刺激を抑えたい方は、ファンデーションやフェイスパウダーはブラシでのせると良いです。

ただし、パウダー系のコスメをしっかり塗布するとかえって毛穴が目立ってしまう場合があるので、薄付きを意識してメイクをするとよいでしょう。どうしてもパフを使いたい方は、肌に優しくポンポンと当てるようにしてメイクしましょう。

肌を労わるために、部分的にメイクするのもおすすめです。おでこやTゾーンなどテカリが気になる部分は、フェイスパウダー使うと良いです。

肌が乾燥している場合は、保湿成分や油分が含まれた化粧下地やファンデーションで肌に馴染ませるとメイクが浮きにくくなります。

化粧直しをする際は、ミスト化粧水などで肌を保湿してからメイクすると肌に密着しやすくなります。ミストは直接肌に吹きかけるのではなく、ハンドプッシュで馴染ませるのがポイントです。

乾燥しがちな肌にはメイク前のスキンケアが大事

肌が乾燥すると、コスメが肌に馴染まずメイクが浮いて見えてしまうことがあります。コスメをしっかりと肌に密着させるためにも、メイク前にしっかりと保湿するようにしましょう。

肌の水分を蒸発させないために、スキンケアの仕上げとして白色ワセリンなどの油分の多い保湿ケア商品を使うのもおすすめです。白色ワセリンは不純物が少ないため、肌への刺激を抑えたい方にも向いています。

乾燥肌の方は、メイクのヨレや崩れを防ぐためにも、今日からさっそく保湿ケアに努めてみましょう。

川﨑医師よりコメント

下地はローションタイプよりクリーム状のものの方がしっとり感が強く乾燥を防げます。下地を変えるだけでもファンデーションのつきや持ちはかわりますので、ご自身にあったものを探してみてください。

監修者画像

監修者

医師:川﨑加織

皮フ科かわさきかおりクリニック院長。医学博士、日本皮膚科学会認定皮膚科専門医、日本抗加齢医学会専門医。
兵庫医科大学病院初期研修医、皮膚科入局からキャリアをスタートし、病院やクリニック勤務を経て、現クリニックを開院。 皮膚科専門医として、女性医師として、母として、患者さんの心と身体に寄り添うことを信条としている。

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