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コラム
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2023.04.21

乾燥肌・スキンケア

【医師監修】50代の乾燥肌スキンケア|年齢肌が気になる世代の基礎化粧品の選び方

年齢によって、肌の状態・悩みは少しずつ変化していきます。これまでと同じスキンケアを行っていても以前に比べ肌の調子が悪いように感じることがあるでしょう。とくに50代は、乾燥肌に関する悩みが多くなってくるといわれています。

それぞれの年代に合わせたスキンケアを実施するためにも、どのような肌の状態になっているのか、現在の肌にはどのようなスキンケアが望ましいのか確認していきましょう。

50代から乾燥肌になる原因

この年代の悩みとして多く挙げられるのは、シミ、くすみ、肌のたるみ、シワなどの症状です。

肌の水分量が低下し、うるおい不足になり、バリア機能が低下しやすくなるタイミングと重なります。というのも、この時期は身体の内側からの変化があるタイミングでもあるからです。

一般に閉経をはさむ前後数年を更年期と呼びます。体内ではホルモンバランスが大きく変化し、様々な症状がおもてに出てくる時期でもあります。肌質の変化も感じる方は多くいらっしゃいます。メイク、スキンケアなど現在の肌質にあったものを改めて選択する良いタイミングかもしれません。

50代・乾燥肌向けのスキンケアアイテムの選び方

肌本来のバリア機能を高めるスキンケアが大切になってきます。肌の構造はシンプルに見えて様々な構造成分がそれぞれ役割を担っており、バランスが崩れると一気に症状として現れてくる可能性があります。

皮脂の分泌量が低下すると、肌が乾燥し見た目もハリやツヤがより低下したように見えてしまいます。

ここからは、50代で乾燥肌に悩む方におすすめのスキンケアアイテムの選び方を紹介します。

高保湿成分が含まれたスキンケアアイテムを選ぶ

まずは、しっかりと保湿を行うことでバリア機能の低下を防ぐようにしましょう。皮膚は、ある程度の水分を保持することで正常なバリア機能を保つことができます。

セラミドやヒアルロン酸、ヘパリン類似物質などの成分は保湿力が高いものとしてよく知られています。新しく購入する際には成分をチェックしてみると良いかもしれません。

効能効果をもった医薬品や薬用化粧品などの区分の商品も多く発売されています。肌の状態に応じて使い分けるようにしましょう。

刺激の少ないスキンケア商品を選ぶ

乾燥した肌はデリケートな状態です。乾燥→バリア機能低下→刺激に反応→炎症→乾燥などの症状が悪化・・・といったように悪循環を辿ることがあります。肌の状態によって普段より少し刺激を感じやすいなと感じる日があったりする経験が、50代という身体の変化に伴って顕著に現れてしまうイメージです。

スキンケアアイテムを購入する際は、配合成分についても確認してみてください。界面活性剤やアルコール、鉱物油は肌の刺激となる場合があるため、〇〇フリー、〇〇テスト済みといった項目もチェックしてみましょう。

年齢に応じたスキンケアアイテムを選ぶ

50代の肌の悩みとしては、シミ・シワ、毛穴、ハリ、乾燥などが多くなってきます。しかし、現在の肌で一番気になっている点は人によって異なります。

肌の悩みに対して効果が期待できる成分を探す、最後に使い続けたいものを選ぶということも大切です。日にちくすりで対応できる症状であれば問題ありませんが、毎日の積み重ねが肌の状態として出てくるのがスキンケアです。毎日続けたくなる自身が好みのテクスチャーなども事前に確認しておくと、アイテムの選択もしやすくなるでしょう。

ヘパリン類似物質をスキンケアに取り入れる方法もおすすめ

保湿成分の1つとしてヘパリン類似物質という成分があります。医薬品成分としても使用されており、高い保湿効果が期待できます。角質層へ水分を呼び込み、しっかりと保持してくれます。 また、肌のうるおい構造と呼ばれるラメラ構造(水や油が並びしっかりと保持する構造)に働きかけ、バリア機能の低下を防いでくれます。

スキンケア以外で乾燥肌を改善する方法

前述したように50代の肌症状の変化には、身体の内部からの要因も関係しています。生活習慣を見直して体の内側からも肌質改善をするのが望ましいです。

ここからはスキンケア以外で乾燥肌を改善する方法を紹介します。

食生活の見直し

食生活は、肌の状態に大きく影響が出やすい傾向にあります。普段から栄養バランスの整った食事を心がけることが大切です。

例えば、肌のハリなどにも関係するコラーゲンを例にあげると、コラーゲンは「アミノ酸」で構成されています。アミノ酸は食事中のタンパク質から補給するため、良質なタンパク質を取り入れることが重要になります。

摂取されたアミノ酸は、改めて体内でコラーゲンとして組み上げられていきます。その際にビタミンの働き、ミネラルの存在、合成していくのに必要なエネルギーなど、様々な成分が関与して肌のハリを保つコラーゲンが作られます。

肌にはコラーゲンだけではなく、セラミド、天然保湿因子などのその他多くの成分が関係し合って肌の水分を保っています。特定の肌に良いと言われている成分を摂るのではなく、バランス良く摂取することが大切です。

意識的な水分補給

体内が水分不足になると肌も乾燥しやすくなります。とくに乾燥しやすい季節は食事以外でも水分をこまめに摂取するように心がけましょう。

カフェインの含まれた飲み物は利尿作用(尿として体内の水分排泄を促す作用)があるため、摂り過ぎには注意しましょう。冷えによる代謝の悪化を避けるためにも、常温や温かい飲み物を摂取すると良いです。

紫外線対策を行う

紫外線は、肌の構造成分を直接傷つけてしまう要因の1つです。肌のバリア機能の低下により乾燥肌の原因にもなります。

蓄積ダメージも懸念点の1つです。紫外線対策については年間を通して行うようにしましょう。

部屋を加湿する

肌からの過剰な水分蒸発を防ぐことも肌の状態を保つためには必要です。室内であれば湿度60%程度を保つようにしましょう。 加湿器を使用する以外にも、濡れたタオルや洗濯物を干す、お湯や水を入れたコップを机に置く、などといった簡単な方法でもある程度の湿度調整が可能です。

50代の乾燥肌はスキンケアと生活習慣の見直しで改善しよう

乾燥肌の症状や様々な悩みは、年齢に応じて変化します。とくに50代は年齢肌が顕著に現れるタイミングです。

日々の生活習慣やスキンケアなどを改めて見直すタイミングと理解し、自分自身に合ったスキンケア方法を見つけてみましょう。

泉医師からのコメント

50代は女性ホルモンのバランスが崩れやすい時期です。ホルモンバランスの乱れは、肌をはじめとして全身に様々な影響をもたらします。これまでと違う?と感じた時こそスキンケアや生活習慣を見直して、いつまでも輝く明るいハリつや肌を目指しましょう。

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監修者

医師・泉 さくら

日本皮膚科学会皮膚科専門医。
琉球大学医学部卒業/東京大学医学部附属病院皮膚科・都内美容皮膚科・形成外科勤務後、ココメディカルクリニックを開業。一般皮膚科、美容皮膚科、アレルギー外来、女性外来を行い、漢方薬などを用いた近代西洋医療と補完代替医療、伝統医学等を組み合わせて行う統合医療を積極的に取り入れている。

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