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コラム
COLUMN

2025.01.30

乾燥肌・スキンケア

【医師監修】首がカサカサしてかゆい原因|乾燥によるかゆみへの対処法と予防法を紹介

首は、体のほかの部位と比較すると皮脂が少なく、乾燥しやすい傾向があります。乾燥によるかゆみでついかいてしまい、余計に悪化してしまうこともあります。
今回は、首がカサカサしてかゆいときに考えられる原因と対処法、予防する方法を紹介します。首のかゆみが気になる方は、ぜひ参考にしてください。

首がカサカサしてかゆいときに考えられる原因

首がカサカサしてかゆいときに考えられる原因は、以下のようなものがあります。

  • 肌の乾燥
  • アトピー性皮膚炎
  • 接触性皮膚炎

それぞれの原因について詳しく解説していきます。

肌の乾燥

首は皮脂腺が少ないため、湿度の低い冬はとくに大気の影響を受けて乾燥しやすくなります。皮膚が乾燥するとかゆみが増し、引っ掻くことで湿疹ができやすくなります。

これを、「皮脂欠乏性皮膚炎」と呼んでいます。

アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎は、遺伝性のある皮膚疾患であり、慢性的に炎症を繰り返します。冬は乾燥、夏は汗や紫外線で悪化する傾向があり、そのほかストレスや睡眠不足でもかゆみや赤みがあらわれます。

首は、アトピー性皮膚炎の症状があらわれやすい場所で、きちんと治療しないと赤茶色の色素沈着を残したり、大人になってもゴワゴワした硬い皮膚が残ったりすることがあります。

接触性皮膚炎

首は露出することが多い場所なので、外部からの刺激を受けやすく、接触皮膚炎(かぶれ)が起こりやすいです。

原因としては、髪の毛の直接的な刺激や日焼け止め、整髪料、香水などの化粧品類があげられます。

また、シャンプーのすすぎ残しや金属のアクセサリー類、タートルネックやマフラーなどの衣類も首のかゆみが起きる原因となります。

首の乾燥を放置するとどうなる?

首の乾燥を放置すると、髪の毛や衣服などが触れただけでかゆくなり、引っ掻くことで湿疹化してきます。

とくに、大気が乾燥する冬の時期は要注意です。慢性的に湿疹を繰り返すと、治った後に色素沈着を残すだけでなく、横ジワが深くなり、ゴワゴワした硬い皮膚になります。

首がカサカサしてかゆいときの対処法

首がカサカサしてかゆいときの対処法は、以下があげられます。

  • かゆい所を冷やす
  • 保湿剤を塗る

首がかゆいときにかいてしまうと、症状が悪化することが多いので注意が必要です。それぞれの対処法を詳しく解説します。

かゆい所を冷やす

体が温まるとかゆみを感じやすくなるため、首に冷却パックを当てたり、冷たいおしぼりを当てたりすると良いでしょう。

入浴時は、熱い温度ではかゆみが増すので、38~40℃程度の、少しぬるめのお湯がおすすめです。また、就寝中に無意識に引っ掻かないように、首に薄手のタオルを巻いておくのも良いでしょう。

保湿剤を塗る

10月下旬頃から大気が乾燥してきます。かゆみがあらわれる前に保湿中心のスキンケアが必要になってきます。

保湿剤としては、ヘパリン類似物質や尿素入り軟膏、白色ワセリンがおすすめです。ただし、引っ掻き傷がある場合は、尿素入り軟膏を使用するとヒリヒリした刺激があらわれることがあるため、注意が必要です。

また、ワセリンは伸びにくいので、使用感の良いものを選んでください。
なお、健栄製薬ではヘパリン類似物質が含まれた保湿剤をオンラインショップで購入できるので、ぜひ検討してみてください。

https://kenei-online.shop/collections/healmild

アトピー性皮膚炎や接触性皮膚炎も、肌が乾燥することで症状が現れやすくなるため保湿を心がけましょう。

強いかゆみが長く続く場合には、皮膚科を受診して自身の症状に適したお薬を処方してもらいましょう。

首のカサカサを予防する方法

首のカサカサを予防する方法は以下のとおりです。

  • 首もとを適切にケアする
  • 日常生活で肌の乾燥を防ぐ

それぞれの予防法を詳しく解説していきます。

首もとを適切にケアする

首は皮膚が薄く、皮脂も少ないため乾燥しやすいので、かゆみがないときも保湿を心がけましょう。

顔に化粧水や乳液をつけるときに、首まで同時にケアすると良いでしょう。皮膚の弱い方は、商品の成分を確かめてから使用してください。

日常生活で肌の乾燥を防ぐ

首元のケアだけでなく日常生活の中で乾燥を防げば、より効果的に肌の乾燥を防ぐことができます。

湿度が低いと皮膚の水分も蒸発してしまうため、加湿器を使う、洗濯物を部屋に干す、水が入ったコップを部屋に置くなど、少しの工夫から始めてみましょう。

乾燥による首のカサカサとかゆみを予防しよう

首がカサカサしてかゆくなる原因には、乾燥肌やアトピー性皮膚炎、接触性皮膚炎などが考えられます。いずれも肌が乾燥すると症状が悪化するので、保湿ケアをして予防する必要があります。

首の乾燥を感じたら、まず保湿を心がけ、かゆみや赤みが出た場合には患部を冷やして炎症を鎮め、引っ掻かないように注意してください。

赤須医師よりコメント

冬になると皮脂の少ない部分から乾燥が進みます。首は露出しているため、髪の毛や衣類、整髪剤や香水、アクセサリーなどが原因で湿疹ができやすくなります。まずは皮膚を保湿して乾燥を予防することが大事になります。

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監修者

医師:赤須 玲子

赤須医院院長
山梨大学皮膚科、トロント大学病理学教室を経て、1998年六本木に赤須医院を開設。確かな臨床経験と美容に精通したきめ細やかな診療が定評。専門はニキビ、シミ、ホクロ、スキンケア全般。著書に「顔そりスキンケア」「2週間でつるつる美肌になる本」(マキノ出版)などがある。
○医学博士○日本皮膚科学会専門医○美容皮膚科学会会員○アメリカ皮膚病理認定医

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