毎日の食生活とハッカ油で「花粉」を改善
2017.02.13 | ライフスタイル
くしゃみや鼻水、鼻のつまりの諸症状を引き起こす花粉。花粉が原因のアレルギー疾患である花粉は、毎年多くの人々を悩ませています。そんな花粉の諸症状を和らげるには医薬品が効果的ですが、「薬に頼るのには抵抗がある」という方もいるかもしれません。
実は、医薬品に頼らなくても花粉はさまざまな方法で予防することができるのです。ここでは、そんな医薬品に頼らない花粉の予防法についてご紹介します。
冬でも花粉対策は必要?
花粉のシーズンは、「春」のイメージが強いもの。とはいえ、花粉は春だけでなく一年を通して引き起こされるアレルギー疾患でもあります。春に花粉を引き起こす代表的な植物には「スギ」や「ヒノキ」があり、秋には「イネ」や「ブタクサ」などの花粉も飛散します。また、スギ花粉は春だけでなく冬にも飛散するため、花粉の方は冬にも花粉対策を行う必要があります。
花粉対策になる食べ物
花粉には、さまざまな予防策があります。そのひとつに、「食生活の改善」があります。花粉の症状を和らげる効果のある食材を積極的に摂取することで、花粉は予防することが可能です。
花粉対策に効果のある食材は、以下の通りです。
・野菜
野菜には、たくさんの栄養成分が含まれています。免疫力を高めるビタミンやミネラルが豊富に含まれているのはもちろん、腸内環境を整える食物繊維も豊富に含まれています。また、アレルゲン物質であるヒスタミンの放出を抑えるポリフェノールも含まれているのです。
こうした野菜の中でも、特に長ネギやにんにく、しょうがや大根など、一年を通して食べられる野菜を積極的に摂取するよう心がけましょう。
・魚
アジやサバ、イワシなどの青魚には、ドコサヘキサエン酸であるDHAや、イコサペンタエン酸であるEPAなどの栄養成分が豊富に含まれています。DHAやEPAは免疫機能を正常に保ち、アレルギー症状を抑える働きがあるため、花粉を予防する効果があるのです。
・ポリフェノールを含む食材
ポリフェノールには活性酸素の働きを抑制し、血流をよくする効果があります。また、花粉などのアレルギー症状を引き起こす原因物質とされるヒスタミンの放出を抑制する働きもあり、花粉の症状を和らげる効果があります。
ポリフェノールは、ワインや緑茶、大豆などに含まれています。
・乳酸菌を含む食材
乳酸菌には、腸内の細菌バランスを整え免疫力を高める働きがあります。そのため、花粉などのアレルギー症状を抑える効果があります。
乳酸菌は、納豆やキムチ、味噌やヨーグルトなどに含まれています。
ハッカ油で花粉を予防
花粉を予防するには、予防に効果的な食材を積極的に摂取することが重要です。なお、花粉の予防は食材の摂取だけでなく、「ハッカ油」を用いることでも可能です。
ハッカ油に含まれるメントールには、花粉発症者の約90%の方に見られる「鼻のつまり」などの症状を和らげる効果があります。ハッカ油を少量垂らしたハンカチなどを鼻に当てて鼻呼吸したり、マスクに少量垂らして使用したり、お風呂に数滴垂らして入浴したりすることで、鼻通りをよくすることができます。
花粉で悩まないためには、事前の対策が重要です。予防に適した食材を摂取したりハッカ油を使用したりすることで、体に優しく花粉を予防しましょう。