虫よけの効果のあるハッカ油は、害虫対策に!

2016.08.04 | ライフスタイル

暑い季節になると、気になるのが「虫」の存在。誰にとっても害虫は、家の中には入れたくないもの。そのため、虫よけスプレーや殺虫剤は、多くの方にとって必要不可欠なアイテムといえます。
とはいえ、虫よけスプレーや殺虫剤の臭いが苦手という方も少なくないはず。また、幼い子どもやペットのいる家庭では、化学物質を使った虫よけスプレーや殺虫剤の使用に抵抗のある方も多いといえます。
そこでおすすめとなるのが、「ハッカ油」です。ハッカの葉茎から抽出して作られるハッカ油は天然成分であることから、体に無害な物質です。そのため、幼い子どもやペットのいる家庭でも安心して使うことができます。
そこで今回は、ハッカ油を用いた虫よけ対策についてご紹介します。

虫が嫌うハッカ油

ハッカ油はミントから作られているため、スーッとした清涼感のある香りが特徴的です。清涼感のあるハッカ油の香りは人に対してはリラックス効果をもたらすものであると同時に、一部の虫に対しては忌避性があります。忌避性とは、嫌って逃げてしまう性質を指します。つまり、虫たちはハッカ油の香りを嗅ぐと逃げ出してしまうのです。害虫を寄せ付けない効果のあるハッカ油の香りは、害虫対策にも効果があるといわれています。ハッカ油があれば、体に害を与えることなく害虫対策ができるのです。

ハッカ油を使って虫よけ対策

ハッカ油を使った虫よけ対策の方法はさまざまです。以下では、そんな虫よけ対策の主な方法についてご紹介します。

・虫よけスプレー

ハッカ油で虫よけスプレーを作っておくと、とっても便利。ハッカ油で作った虫よけスプレーを網戸に吹きかけておくと、害虫などを寄せ付けず虫の侵入を防ぐことができます。なお、ハッカ油にはポリスチレンを溶かす作用があるため、網戸に使用する際は網戸の材質を確認してから使用するようにしましょう。
ハッカ油で作った虫よけスプレーは、キッチンや玄関、窓付近やゴミ袋など害虫が通りそうな場所に吹きかけておくことで害虫対策にもなります。
手軽に虫よけ対策ができるハッカ油を使った虫よけスプレーの作り方は、以下の通りです。

【用意するもの】
ハッカ油……5~6滴
無水エタノール……10ml
水……90ml
スプレー容器(100ml)……1つ

【作り方】
まず、ハッカ油と無水エタノールをスプレー容器に入れ、よく混ぜ合わせます。ハッカ油は「油分」であるため、油の性質上、先に水と一緒にしてしまうとあまり混ざりません。これに対して、先にハッカ油と無水エタノールを混ぜ合わせておけば、油が混ざり合いやすくなります。ハッカ油と無水エタノールが混ざり合った後、水を入れてさらによく混ぜ合わせます。全ての材料がよく混ざり合えば、虫よけスプレーのできあがりです。
使用する際は、よく振ってから使用するようにしましょう。

・ハッカ油トラップ

害虫などの虫よけ対策には、ハッカ油で作った虫よけトラップも効果的です。ハッカ油を小皿に数滴垂らし、それを害虫が出そうな箇所に置いておくだけで簡単な害虫対策になります。また、ハッカ油を染み込ませたティッシュやガーゼなどを置いておくのも効果的です。

※ハッカ油の臭いと効果は比例しているので、ハッカ油の臭いがなくなれば新しいものに取り換えましょう。

ハッカ油の香りが少し苦手な方には……

虫よけ対策に役立つハッカ油ではあるものの、「ハッカ油の臭いが少し苦手……」という方も少なくありません。そんな方には、ハッカ油に「ゼラニウム」というアロマオイルを混ぜるのがおすすめです。ゼラニウムはハッカ油と同様、害虫などの虫よけに効果を発揮します。さらに、ゼラニウムにはハッカ油と混ぜ合わせることでハッカ油の香りを和らげる効果もあります。そのため、ハッカ油の香りが少し苦手だという方におすすめです。

害虫などの虫よけ対策に効果を発揮するハッカ油。体にも安全なハッカ油を用いて、気になる夏場の虫よけ対策を行いましょう。

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