天然由来だからお子さまにも安心|ハッカの防虫・虫除けスプレー
2022.03.18 | ライフスタイル
ハッカ油は、ミント特有のスーッとした清涼感が楽しめるだけでなく、防虫、消臭、抗菌、リラックスなど、さまざまな効果があります。
今回は、特にハッカ油の防虫効果に着目して、「ハッカ油の虫除けスプレー」や「ハッカ油バーム」などの作り方と、具体的な活用方法をご紹介します。
ハッカ油で作る虫除けスプレー
虫除けスプレーは、できるだけ身体に負担の少ないものを使いたい―――。そんな人にオススメなのが、ハッカ油で作る虫除けスプレーです。ハッカ油の香りは人間には清涼感を感じさせますが、多くの害虫はハッカ油の香りを察知すると、すっとその場から逃げてしまいます。この性質を利用して上手に虫除け対策をしましょう。
キッチンや網戸にシュッと吹きかけ害虫を撃退
キッチンやゴミ箱付近はもちろん、部屋の中に害虫が入ってこないよう玄関や窓付近にもシュッとスプレーをしておくのがオススメ。真夏なら、網戸にスプレーをしておくのもいいですね。風が吹くと、清涼感たっぷりの香りでしっかり害虫を追い払ってくれます。
ハッカ油の虫除けスプレーの作り方
【用意するもの】
・ハッカ油……3〜4滴
・無水エタノール……10ml
・水……90ml
・スプレー容器
- 無水エタノール10mlを準備して、ハッカ油を少量(3〜4滴)垂らして混ぜます。
ハッカ油の量は、刺激が強くなり過ぎないように、少しずつお試し下さい。 - 水を90ml入れて混ぜ合わせ、スプレーボトルに入れたらできあがり。
※ハッカ油にはポリスチレンを溶かす作用があるので、ポリスチレン製(PS)のスプレーボトルは使わないようにしましょう。
汗で流れるのが気になるなら「ハッカ油バーム」
おでかけ先でも虫除け対策ができるハッカ油の虫除けスプレーですが、汗をかくとハッカ油が流れ、効果が薄れてしまいます。そんなときは、汗で簡単に流れない「ハッカ油バーム」を使ってみましょう。
ハッカ油バームの作り方
【用意するもの】
・ハッカ油……5〜6滴
・ワセリン……10g
・密封容器
- ワセリン10gにハッカ油を5〜6滴垂らして、しっかりと混ぜ合わせます。
- 混ぜ合わせたものを密閉容器に入れたら完成です。ハッカ油バームは、作ってから1〜2週間を目安に使い切るようにしましょう。
害虫の通り道に「ハッカ油トラップ」
ハッカ油をそのまま使ったハッカ油トラップでもお家の虫除け対策ができます。
キッチンやゴミ箱周りなど害虫の通り道にハッカ油を少量(3〜4滴)垂らした小皿を置いてみましょう。ティッシュやガーゼ、コットンなどにハッカ油を少量(3〜4滴)垂らして置いておくのも効果的。香りがなくなったら新しいものに取り換えて下さい。
なお、ハッカ油の香りが苦手な方は、部屋置きで使うことに抵抗があるかもしれません。そんな場合は、ハッカ油にゼラニウムというアロマオイルを混ぜてみましょう。ゼラニウムはハッカ油と同様、虫除けに効果を発揮するだけでなくハッカ油の香りを和らげます。
身体に優しい虫除け対策を
ハッカ油は、化学物質が一切含まれていない天然成分由来なので薄めて身体にも使えます。ご自身に合った方法で、ハッカ油を活用した虫除け対策をしてみましょう。
- ※原液をそのまま皮ふに使用しないで下さい。
- ※素材によっては変質(変色)するおそれがありますので注意して下さい。
- ※使用するハッカ油の量は目安です。使用条件に応じて適宜調節して下さい。