知って得する! 腸活コラム 知って得する! 腸活コラム

VOL.177 生理前にお腹が張るのは何日前?予防・改善方法も解説

生理前にお腹の張りが気になる方は多いかもしれません。

何日前からお腹の張りの症状が出るのか知っておけば、事前に予防ができます。

今回は、生理前にお腹が張る原因や、生理の何日前から始まるのかを解説します。

あわせて生理前にお腹が張るときの予防・改善方法も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

生理前にお腹が張る原因

生理前にお腹が張る原因は1つだけではありません。以下では、生理前にお腹が張る主な原因を紹介します。

PMS(月経前症候群)

生理前にお腹が張る原因の1つがPMS(月経前症候群)です。

PMSの原因は明確ではないですが、女性ホルモンの変動によって起こるものと考えられています。

PMSは、生理前の3~10日の間に症状が出やすく、生理が始まると徐々に症状が緩和される傾向にあります。

以下ではPMSの主な症状を紹介します。

<主な身体的症状>

  • ・乳房の張り
  • ・倦怠感
  • ・眠気
  • ・生理痛、腹痛
  • ・下腹部痛
  • ・お腹の張り
  • ・食欲増加
  • ・肌荒れ、ニキビ
  • ・頭痛
  • ・吐き気、めまい
  • ・肩こり
  • ・むくみ
  • ・下痢、便秘

<主な精神的症状>

  • ・イライラする
  • ・怒りやすくなる、理由もなく人に当たる
  • ・不安感、泣きたくなる
  • ・憂鬱感
  • ・感情の起伏が激しくなる
  • ・気分が落ち込む
  • ・無気力になる
  • ・集中力が落ちる

PMSの症状は200種類以上あり、上記であげた例はほんの一部です。

生理前にだけ心身の不調が気になる場合は、PMSの可能性があります。

妊娠の初期症状

生理前にお腹に張りを感じる場合、妊娠の初期症状の可能性もあります。妊娠初期には以下のような症状があげられます。

  • ・月経の遅れ
  • ・乳房の張り、痛み
  • ・身体のほてり
  • ・倦怠感
  • ・嗅覚、味覚の変化
  • ・つわり(吐き気・嘔吐)
  • ・精神的に不安定(イライラ・涙もろいなど)
  • ・眠気
  • ・頻尿
  • ・便秘
  • ・腰痛
  • ・おりものが増える

PMSの症状と似ているものもあり、どちらなのかご自身で判断することは難しいかもしれません。

PMSであれば生理が始まってから症状が緩和される傾向にありますが、妊娠初期の症状であれば、生理は始まらず、つわりなどの妊娠症状へ移行していきます。

妊娠の可能性がある場合はご自身で判断しようとせず、医療機関を受診しましょう。

便秘

生理前になると、女性ホルモンの変動や自律神経が乱れる影響で、便秘の症状が出ることもあります。

自律神経は腸の働きに影響するといわれているため、腸がうまく動かなくなることがあります。そのため、便秘によってお腹の張りを感じる方も多いです。

生理前にお腹が張るのは何日前?

生理前にお腹が張るのは、一般的に生理の3〜10日前が多いといわれています。

理由として、女性ホルモンの分泌される量が関係しています。生理周期は4つの時期として、月経期、卵胞期、排卵期、黄体期の順に区分されます。

月経期は生理期間、卵胞期はエストロゲン(卵胞ホルモン)の分泌が活発な時期、排卵期は排卵が起こる時期、黄体期は排卵が起きた後でプロゲステロン(黄体ホルモン)の分泌が活発になり、月経期に近づくにつれてエストロゲンとプロゲステロンが急激に減少していきます。

生理が始まる直前の黄体期は、女性ホルモンの変動が激しい時期のため、お腹の張りなどの症状が出やすくなります。

生理前によるお腹の張りを予防・改善する方法

以下では生理前によるお腹の張りを予防・改善する方法を紹介します。

生理周期や症状を記録する

生理周期や現れる症状の内容を毎月記録し、症状が出やすい時期に無理な予定を組まないようにすれば、気持ちや体調に余裕が生まれやすくなります。

また、症状を記録していると、婦人科を受診した際の診断にも役立つのでおすすめです。

栄養バランスの良い食事を摂る

まず、3食きちんと食事を摂ることに加えて、栄養バランスの良い食事を摂り、ホルモンバランスや自律神経の乱れを軽減できるよう意識してみましょう。

また、5大栄養素の炭水化物、脂質、タンパク質、無機質、ビタミンをバランス良く摂取しましょう。

とくに、ビタミンA・E、カルシウムやマグネシウムは自律神経の調子を整えるのに効果的です。ただし、過剰に摂ると有害ともなるので注意しましょう。

十分な休息・睡眠を取る

お腹の張りの原因の1つであるPMSには、ストレスなどの要因も絡むことがあります。十分な休息・睡眠を取り、疲労やストレスが軽減することで、PMSの症状を緩和できる可能性があります。

良質な睡眠を取るために、お風呂にゆっくり浸かってリラックスをしたり、好みの香りのアロマでリラックスできる環境を作ったりすることがおすすめです。

軽い運動をする

ウォーキングやストレッチなどの軽い運動をすると、血流や代謝が良くなり、自律神経も整いやすくなります。また、ストレスを軽減する効果も期待できます。

血流や代謝、自律神経が整うことで、PMSの症状だけでなく腸の動きも活発になり便秘が改善しやすくなります。

生理前の便秘症状によってお腹が張る場合の対処法

生理前の便秘症状によってお腹が張る場合は、酸化マグネシウム便秘薬を試してみるのも1つの方法です。

酸化マグネシウム便秘薬は、腸に直接刺激を与えず、便に水分を含ませてやわらかくして排便しやすくするお薬です。

非刺激性の便秘薬のため、お腹が痛くなりにくく、クセになりにくいという特徴があります。

酸化マグネシウム便秘薬は健栄製薬のオンラインショップでも取り扱っているため、生理前の便秘症状が気になる方は検討してみてください。

https://kenei-online.shop/collections/ebenpi

生理前にお腹が張る原因を把握して早めに対処できるようにしよう!

生理前にお腹が張るのは、3〜10日前が多いといわれています。

なお、お腹の張りの原因には、PMS、妊娠初期症状、便秘などが考えられます。今回紹介した予防・改善方法を試しても毎月症状がひどい場合は、早めに医療機関を受診して原因を調べることをおすすめします。