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VOL.111 ルイボスティーで便秘解消が期待できる?含まれる成分と効果、注意点も解説

ルイボスティーは便秘改善効果に期待ができるお茶なのか、気になっている方は多いかもしれません。ルイボスティーには様々な成分が含まれており、便秘にも効果的であることがわかってきました。

この記事では、ルイボスティーと便秘解消の関係を解説するとともに、普段の生活で取り入れたい便秘解消のコツを紹介していきます。

ルイボスティーってどんなお茶?

ルイボスティーはノンカフェイン&ノンカロリーのハーブティーです。種々のミネラルを含み、ポリフェノールが豊富で健康にも良いという口コミで話題となり、健康志向の高い方を中心に飲用の機会が増えています。

産地は南アフリカのセダルバーグ山脈に囲まれた一帯で、そこでしか生育しない「ルイボス」というマメ科の植物を発酵・乾燥させて製茶したものです。

もともとは現地で消費されていたお茶ですが、現在では世界各国に輸出され、日本国内でもコンビニエンスストアでペットボトル飲料として売られているほど身近な飲み物になってきています。

色合いは赤褐色で、味わいはやや甘めでさわやか、後味もスッキリとしています。

ルイボスティーに便秘解消効果は期待できる?

ルイボスティーには整腸作用があり、便秘や軟便にも良いといわれています。

ルイボスティーに含まれるポリフェノールは腸内の悪玉菌の排泄を促し、腸内を善玉菌が優位な環境にする働きがあります。腸内の悪玉菌が抑制されることで便秘解消効果に期待ができます。

また、ルイボスティーにはマグネシウムという成分も含まれ、これも便秘解消を手助けしてくれます。マグネシウムは腸内で水分を引き込む作用があり、硬い便を柔らかくしてくれます。

マグネシウムは便秘薬にも用いられる成分なので、ルイボスティーを飲むことを習慣づけていくと、自然なお通じがだんだんと実感できるようになるかもしれません。

ルイボスティーに含まれる栄養素や特徴

ルイボスティーの成分をしっかり摂るには、十分に煮出すことがポイントです。ここからはルイボスティーに含まれる様々な栄養素と期待できる効果を紹介していきます。

ミネラル

ルイボスティーには、カリウムやマグネシウムなどのミネラルが豊富に含まれています。食生活が乱れがちな現代人には、様々なミネラルを効果的に補給できるのがうれしいポイントです。

また、マグネシウムは神経の興奮を鎮める作用があるため、寝る前に温かいルイボスティーを飲むと、体温が一時的に上昇して入眠を効果的に導いてくれるなど、睡眠の質の向上にも役立つでしょう。

ポリフェノール

ポリフェノールは、健康面や美容面で様々な効果が期待できます。そのなかでも有名なのが「抗酸化作用」です。この「抗酸化」とは、体の中で発生する活性酸素を取除く作用をいいます。ポリフェノールにより過剰に産生された活性酸素を除去する効果が期待できます。

活性酸素には悪玉コレステロールの生成を促進する作用がありますが、ポリフェノールによって活性酸素を除去することで、悪玉コレステロール(LDL)の増加を抑える働きも期待できます。

ノンカフェイン

お茶(紅茶や緑茶)によく含まれているカフェインですが、ルイボスティーには含まれていません。そのため、妊娠中の方や授乳中の方にも飲用しやすいお茶として、マタニティコーナーでも販売されています。

また、カフェインが入っていないので、夜間に飲むお茶としても適しています。入眠を妨げず、睡眠の質の向上が期待できるでしょう。

低タンニン

カフェインと同じように、鉄の吸収を妨げる成分にタンニンがあります。ルイボスティーにはタンニンの含有量が少ないので、貧血気味の方にも飲みやすいでしょう。

タンニンは渋みの要因にもなりますが、低タンニンのルイボスティーは苦味やクセも少なく、子どもでも飲みやすい味わいになっています。

ルイボスティーを飲む際の注意点

ルイボスティーを飲んで健康上の悪影響が出たということが科学的に証明されたものはありません。

そのため、ルイボスティーを飲むにあたっては特段注意すべき点はありませんが、お茶であるという性質上、過度に飲み過ぎないようにしましょう。

カリウムとポリフェノールが含まれているので、妊娠している方や、透析を受けている方は過度に飲みすぎないようにしましょう。

便秘解消を目指すなら生活習慣も見直そう!

便秘というのは生活習慣が原因になっていることも多く、生活習慣も見直すことで便通が改善されることもあります。

ここからは、ルイボスティーだけでなく、普段の生活のなかで手軽に取り入れられる便秘解消方法を紹介していきます。

こまめに水分を摂る

便秘解消を目指すなら、水分補給はとても重要です。便を構成する60~70%が水分でできているため、水分が不足すると硬い便になり、排便がスムーズにしにくくなります。水分摂取の目安は1日2リットルです。一気に飲むのではなく、こまめな水分補給を心がけましょう。

また、朝起きたらコップ1杯の水を飲む習慣をつけるのも便秘解消の1つです。起きがけの水分補給は胃―結腸反射が起こりやすく、その後の食事によって腸の動きが活発になり、排便を促してくれることが期待できます。

食物繊維を意識した食事を摂る

便通改善に効果的なのは食物繊維です。食物繊維には水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の2種類がありますが、水溶性のものは便を柔らかくし、不溶性のものは便のもととなって腸の動きを活発にする効果が期待できます。

食物繊維は1日最低20グラムを摂取するように心がけましょう。海藻類や果物には水溶性食物繊維が多く、芋類、豆類、きのこ類は不溶性食物繊維が多いので、普段の食事にそれらの食材を意識的にとり入れてみましょう。

食物繊維のほかにも、発酵食品やオリゴ糖も意識したい食材です。それらは腸内細菌(善玉菌)のエサとなって、腸内環境を整えてくれ、便通改善が期待できます。

適度な運動をする

運動をすると、血行を促進し、腸の動きを活発にする効果が期待できます。また、運動によって日頃のストレスの発散にもつながり、ストレスによる自律神経の乱れを正常な状態に近づけてくれる効果にも期待ができるでしょう。

運動は毎日続けることが大切なので、電車で通勤・通学している方は1駅手前で下車して目的地まで歩いてみたり、なかなか外に出られない場合には室内で軽い腹筋運動やストレッチ運動をしたりするなど、自身のライフスタイルに合った運動を取り入れてみましょう。

ルイボスティーと生活習慣の見直しで便秘を解消しよう!

ルイボスティーにはマグネシウムやポリフェノールが含まれていて、便秘の解消効果が期待できる飲み物です。適量飲むことを毎日続けていくと、便通の調子がよくなることが実感できるかもしれません。

ただし、便秘解消を目指すなら、ルイボスティーだけに頼らず、生活習慣も見直すことが大切です。食物繊維や水分を意識的に摂取しながら、運動も取り入れ、便秘解消を目指しましょう。

それでも便秘が改善されない場合は、医療機関に相談しましょう。

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